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ジョン・ケージ(John Cage) の「Electronic Music for Piano」



Electronic Music for Piano (1964)
John Cage, 1912-1992
J.ケージはあまりインプレを残すつもりはないのですが、前回M.フェルドマンをインプレした際にこのマイナーな曲が浮かんだので…
(他にも前衛最盛期のリーダーのP.ブーレーズ、K.シュトックハウゼン、もですね)

静音の中に音数の少ないpfが続くのが前回インプレのフェルドマンとの共通点です。実際にはケージらしく演奏パートを奏者が選べたり、楽器を選べたり(pfと電子楽器を使う事だけが条件)、ミュージック・コンクレートで周辺音も入ったりします。いずれ不確定性の音楽です。

今回はpfとLive Electronicsで、演奏はチーロ・ロンゴバルディ(Ciro Longobardi, pf)、アゴスティーノ・ディ・スキピオ(Agostino Di Scipio, Live Electronics)です。



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[I.] 4-7, [II.] 8-13, [III.] 22, 23, 26, 30, 31, 37-39, [IV.] 55, 56, 53, 54, 57, 60-64, 66-68, [V.] 45, 41-43, 51, 52, [VI.] 69-84, [VII.] 30, 31x4 (Coda)

I.は全体の基本となるpfの音数の少ない単音と残響、そして特殊奏法。II.は少しボリュームが上がってノイズが入り、III.では特殊奏法とライヴ・エレクトロニクスがメインに、IV.は電子ノイズを含む強音パルスと静音の対比です。

V.では明らかにライヴ・エレクトロニクスが強く、VI.は残響を生かします。最後のコーダ、ここだけなぜ古典音楽の名称を使ったのか?!、は信号音の様な点描的な音の羅列ですね。

ライヴ・エレクトロニスクの詳細は不明ですが、挟まれるノイズは間違いないでしょう。またスコアを捲る様な環境音も入っています。


 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  part IV ですね



古い前衛で楽曲の面白さは無いと言って良いいでしょうね。1960年代前半は前衛全盛で、曲そのものよりもどんな技法を使っているかが重要な時代でした。

この曲でいえばパートと楽器の自由選択とミュージック・コンクレートによる偶然性と言う事になるでしょうか。こんな前衛の時代もあったなぁ…なんてウイスキーでも飲みながら懐かしさを聴くのも一興かと。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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