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『マーラー 交響曲 第5番』 «ネット配信» マーク・ウィッグルスワース指揮/プロムス祝祭管弦楽団 2021年9月8日

2021 BBC Proms から一昨日(9月8日)の公演 "マーラー第5番" が配信されていますね。


マーク・ウィッグルスワース | プロムス祝祭管弦楽団
(Mark Wigglesworth | Proms Festival Orchestra)
オペラを得意とするイングランド出身の指揮者ウィッグルスワース。以前聴いたマーラー9ではアゴーギクを振った流れを作る印象でした。今回は開催中のBBCプロムスでの第5番、オケはフリーランスメンバーで特別編成されたプロムス祝祭管です。
BBC RADIO 3からの配信です。


▶️ BBC RADIO 3 (4週間とあるので10月初旬くらいまでの様です)





«ネット配信»
マーラー 交響曲 第5番

Mahler5-2021proms_Wigglesworth.jpg

[Live at Royal Albert Hall, 2021-9/8]


第一部
程々の鬱重厚な葬送行進曲。第一トリオは暴れる事はなく王道的、第二トリオはソフトな哀愁で完成度が高いです。
第二楽章提示部第一・第二主題は、過多の力感と情感は抑え気味。展開部はvc動機の静の美しさを強調、第二主題からの行進曲にリズミカルさが光ります。実はこれがこの先の伏線だったのですね。コラールも爽快に鳴らします。
興奮を避けて気持ち良さの第一部です。

第二部
スケルツォ主題は軽妙に舞うように、レントラーは緩やか優美で心地よい対比になりました。第三主題主部はオブリガート・ホルンが落ち着いて鳴らし、弦楽奏とのバランスも気持ち良さがあります。変奏パートもリズミカルでテンポ設定もフィット、それを纏める展開部もスローに入ってテンポアップで仕上げます。再現部はまさに気持ち良さの再現で、コーダはしっかりと鳴らしてまとめます。
これぞスケルツォと言った心地良さ抜群の第三楽章になりましたね。

第三部
第四楽章主部は清美ですが速め、中間部も冷たさと澄んだ音色が美しいです。少し速めで少し揺さぶり、クールで好きなアダージェットですね。
第五楽章序奏は強い揺さぶり、一転第一・第二主題は軽快さの流れを上手く作ります。展開部も力感よりもリズミカル優先でスカッと、再現部冒頭三主題も踊る様な気持ち良さです。山場からコーダは大きく広げて'間'を作り、ラストを一気にアッチェレランドでまとめ上げます。
その瞬間、大声援が凄い!! ちょっとゾクっとしますね。


軽妙爽快の楽しさに溢れるマーラー5です。重厚や力感、哀愁と言った多くの演奏とは一味違います。

爽快で心地良い三拍子の流れで全てがまとまったスケルツォ楽章。クールな清美さが心に沁みるアダージェット。リズミカルな軽快感で駆け抜ける最終楽章。

第一部も見晴らしが素晴らしく、これがCDなら印間違いなしの好演です!!



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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