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尾高惇忠(Atsutada Otaka) 追悼「管弦楽作品集」広上淳一/日本フィル



尾高惇忠
(Atsutada Otaka, 1944/3/10 - 2021/2/16)
本年二月に亡くなられた尾高さん。東京藝術大学で学びパリ国立高等音楽院に留学しています。ご家族が著名音楽一家ですが音楽以外にもエリート揃いで、同氏名の幕末•明治の実業家の曾祖父は かの富岡製糸場の初代場長で知られていますね。天才家系出身と言う事ですねぇ。



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管弦楽作品集
広上淳一/日本フィルハーモニー管弦楽団 (野田清隆, pf)
追悼アルバムになってしまいました。ちなみに広上さんは作曲を尾高惇忠さんに師事されていらっしゃいましたね。

■ ピアノ協奏曲:日本フィルハーモニー交響楽団の委嘱作品でCDと同じ顔ぶれで初演されています。■ 交響曲『時の彼方へ』:2012年に父:尾高尚忠氏のメモリアル賞である第60回尾高賞を受賞した作品ですね。



広上さんが本アルバムと尾高さんについて語られています
アルバム準備中に逝去されたとの事ですね







1. ピアノ協奏曲 (2016)
第一楽章は野田さんの煌めくpfの音色が幻想の中に響きflととの会話が印象的ですね。オケとの関係も対位的でDialogueの印象、一部ストラヴィンスキーのバレエ音楽が浮かびます。緩徐楽章は静空間の中にpfと木管の対話から始まり、ここでもオケとの対位的な流れとなりますね。第三楽章はスケルツォ的で弾けたリズムが特徴的です。
細かな音の繋がりが大切にされている印象を受けますね。


2. 交響曲「時の彼方へ」(2012)
尾高さんらしく仏語で"Au-delà du Temps"とあります。第一楽章は幽玄な音色のオケに各楽器のソロが入って、反復を繰り返しながらディナーミクのウネリを作って出し入れの強い流れになっています。基本的には"ソロとオケの静"と"フルオケの烈"の組合せになっている感じですね。前者は幽玄神秘、後者はトゥッティ的です。



もちろん無調前衛ではありません。反復を中心とした調性基軸の多様性音楽で今の時代のクラシック音楽ですね。流れに任せて心地良さを味わえます。

幽玄深淵な流れに煌めきを挟むのはフランス現代音楽の音色を感じられるかもしれません。ちょっと無理やりでしょうかw




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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