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ベルリン国立歌劇場公演 シュトラウスの歌劇「ばらの騎士」をNHKプレミアムシアターで観る

リヒャルト・シュトラウスの代表作オペラ「ばらの騎士, Der Rosenkavalier」、COVID-19の中 昨年2月のベルリン国立歌劇場(Staatsoper Berlin)公演です。シュトラウスなら 狂気の"サロメ"、復讐の"エレクトラ" の方が好みで、残念ですが "ばらの騎士"は見所が今ひとつハッキリしない印象です。



(抜粋です)



演出
ストーリーにほぼ沿った舞台と衣装になっています。ストーリーの置き替えもなく、シンプル化したステージや衣装でもなく、プロジェクションマッピングの出番もなく、主配役にも個性を振っていません。今の時代らしからぬ感じがしますね。端役に個性を与えたり、手品の様な小細工もフィットしているとは思えませんでした。

舞台・衣装
妥当なステージに、ほどほどの衣装。特徴が薄いですね。それでも特徴はと言われたら舞台全体がカラフルだった事でしょうか。

配役
【女性陣】まずは元帥夫人のニールントですが、2014年バイロイトのタンホイザー"エリーザベト"の好印象がありますね。今回は体格が立派になっていて驚きましたが、声と演技は流石でした。
タイトルロール(とオクタヴィアン)のズボン役 ロジエもよく伸びるMezで聴かせてくれましたね。ゾフィーのシエラもしっかりリリックなSopで演技も素晴らしく、今回の女性陣は揃っていましたね。

【男性陣】オックス役のグロイスベックと言うと2017年バイロイトのマイスタージンガー"ポーグナー"のリストにそっくりさんを思い出します。今回も好演ですが、好色漢としては少し下品さが欠けたかもしれません。ファーニナルのトレーケルが今ひとつ光りませんでした。服装がゴールドで光っていましたがw

音楽
メータなのですが、強弱のメリハリはありましたが かなり引いた印象でしたね。舞台があるとどうしても視覚にパーセンテージを持っていかれてしまいますが。


あまり好きなオペラでもなく、捻りに欠ける演出、長く感じてしまい残念でした。

今の時代のオペラらしい多少なりの前衛性が欲しかった気がしますが、ニールントとグロイスペックの二人を始めとする歌手陣が楽しめたので良しと言う事になりますね。



<出 演>
 ・ウェルデンベルク侯爵夫人:カミラ・ニールント [Camilla Nylund]
 ・オックス男爵:ギュンター・グロイスベック [Günther Groissböck]
 ・オクタヴィアン:ミシェル・ロジエ [Michèle Losier]
 ・ゾフィー:ネイディーン・シエラ [Nadine Sierra]
 ・フォン・ファーニナル:ローマン・トレーケル [Roman Trekel]

<合 唱> ベルリン国立歌劇場児童合唱団
     ベルリン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> ベルリン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮> ズービン・メータ [Zubin Mehta]
<演 出> アンドレ・ヘラー [André Heller]


収録:2020年2月13・16・19日 ベルリン国立歌劇場(ドイツ)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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