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ハインツ・カール・グルーバー(HK Gruber)「Percussion Concertos」をコリン・カリーのパーカッションで



ハインツ・カール・グルーバー (Heinz Karl Gruber, 1943/1/3 - )
オーストリアの現代音楽家で指揮者、コントラバス奏者でもありますね。ウィーン国立音楽大で学び、M.カーゲルにも師事しているそうです。コントラバスはトーンキュンストラー管の首席奏者でした。

新ウィーン楽派(Second Viennese School)後のポスト・シェーンベルク音楽家である第三ウィーン楽派(Third Viennese School)を代表する一人と言われている様ですが、よく分かりませんw
ちなみにウィーン楽派(First Viennese School)はウィーンで活躍した古典の音楽家たち(モーツァルトやベートーヴェン)を指しますね。
スコアは綿密に描かれているみたいです。



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打楽器協奏曲集 コリン・カリー(Colin Currie, perc.)
二曲の打楽器協奏曲です。と言うわけでパーカションが問題になるわけですが、今注目のパーカッショニストのコリン・カリーでライヒとの来日公演に行っています。

指揮は1.がファンホ・メナ、2.はヨン・ストルゴーズ(John Storgårds)、演奏はBBCフィルハーモニックです。







1. Rough Music (1982-83)
【I. Tberac】アレグロ風の機能和声で美しい音色の楽曲です。冒頭からカリーの鍵盤打楽器が出っ放し、オケは新古典主義的?な印象ですね。今ひとつ掴み所がハッキリしない感じがもどかしいかもしれません。
【II. Shivaree】ハイテンポのポリリズム・ポリフォニーの様に入ってスローにダウンで美しく。そしてハイテンポが帰って来ます。I.よりも遥かに興味深い構成感がありますが、スローは面白みが弱いですね。ポリリズム・ポリフォニーの太鼓系のパーカッションがフィットしています。ラストは緩徐でヴィブラフォーン(多分)が美しい旋律を打ち並べます。
【III. Charivari】どこかバラード的なオケを背景に、ここでもカリーのマリンバ(多分)は美しさを出して来ます。スローパートは機能和声でありきたりに感じてしまうのが残念ですが、後半は少しテンポを上げて表情変化は作っています。


2. into the open… (2015)
32年を経ても軸足が機能和声である事は変わりません。明瞭な旋律は確かに無くなり 多少の調性の怪しさもあって神秘的ですが、パーカッションの演奏を含めて新鮮さやワクワク感はどこにもありませんでした。ラストの執拗な反復もフィット感に欠け、最後は不自然なアプローズが待っています。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?



機能和声の音楽に少しスパイスがのっている様な音楽で、残念ながら期待外れでした。どこがどうポスト・シェーンベルクなのでしょうか…

期待したカリーのパートにも、たまげる様な超絶技巧や特殊奏法の新しい音と言ったパーカッションは見当たりませんでしたね。1.-IIのハイテンポパートは面白かったですが。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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