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アダム・フィッシャー/グスタフ・マーラー・フェスト・カッセル祝祭管弦楽団 の「マーラー 交響曲 第2番 "復活"」


アダム・フィッシャー Ádám Fischer
(Gustav Mahler Fest Kassel Festival Orchestra, 1991/7/7 Live rec.)
前回インプレのデュッセルドルフ響との "復活" の28年前、ドイツのカッセル国立劇場の音楽監督時代(1987-1992)にグスタフ・マーラー・フェスト・カッセル音楽祭で祝祭管を振ったマーラー2 "復活"です。同フェスでの既発の第1番"Titan"と同じ方向性でしょうか。

ソプラノはイボリャ・ヴェレビチュ(Ibolya Verebics)、メゾソプラノはマリリン・ホーン(Marilyn Horne)、合唱はベルリン放送合唱団です。




マーラー 交響曲 第2番



第一楽章
ズッシリとした第一主題、冒頭からデュッセルドルフとは違うとわかりますね。葬送行進曲も緊迫感強く、優しさの第二主題にも緊張感を与えて、コデッタも落ち着きつつ緊張感ある流れです。
展開部前半は提示部延長的で、第一主題回帰から出し入れを強めて鬱な行進曲風に進み、派手なコラールの山場。再現部は提示部に近い流れになっていますが、コーダは張り詰めた流れから奈落へ。緊張感と派手さが印象的ですね。

第二楽章
メヌエット風の主要主題は表情薄目でトリオも管楽は淡々と。その代わり回帰に変化を付けます。回帰する主部はvcの対位動機を強めに、トリオ回帰ではしっかり力感を上げ、最後の主部回帰はリズム強調と言った具合ですね。

第三楽章
主部は速めで微妙なアゴーギクの「子供の不思議な角笛」、派手でコントラスト明快な中間部からコーダはパワープレイで締めます。

第四楽章
主部「原光」も濃厚なアルトで、転調を明確にした中間部では明るさを強調しています。

第五楽章
提示部ド派手一撃からの第一主題、hr動機が遠くでこだまし、第二主題の"復活"の動機を落ち着いて並べます。最後の動機群は強烈なコントラストを付けていますね。
展開部は強烈なインパクトから"死者の行進"は第6番を思わせる勇壮な行進曲になって快感です。
再現部hrが緊張の中に響き、激しい流れから落ち着くと合唱の"復活"が厳かに現れ、ソプラノがナチュラルに被ります。合唱は落ち着いた流れをキープしてアルトの "O glaube, Mein Herz" を導きます。テンションを上げると男声合唱が"復活"でハイコントラストな流れを作り、sop/alto重唱は刺激的です。
ラスト3'は"Sterben werd' ich, um zu leben! ..."が怒涛のごとく響き渡ります


全楽章メリハリ型のマーラー2ですね。隅から隅まで緊張感とコントラストを作って、ラストの怒涛は感激的です。

前回インプレのマニアックなデュッセルドルフ響の対極にある流れです。28年の落差があるにしても極端な違いに驚きです。

このパターンにも"鉄板マーラー2"があって、良く知られたテンシュテットの非正規盤ですね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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