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2021年1月30日 原田慶太楼/読響「チャイコフスキー 交響曲 第5番」at めぐろパーシモン 大ホール


COVID-19緊急事態宣言の中なので、初体験のLIVE配信で参加です。コンサートホールで聴く様にはいきませんが、今の状況を配慮しての選択です。本来なら勿論現地で聴きたかったですけど…


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原田さんも若手(35)ではありますが、世界ではロレンツォ・ヴィオッティ(30)やクラウス・マケラ(25)といった人たちが活躍していますね。特にパリ管のシェフに就任したマケラは先日マーラー9で聴き応えある演奏を披露しています。

今回は頭の中に明確に曲と構成が存在しているので、原田さんのスタイルがわかりそうです。(ムラヴィンスキーとP.ヤルヴィで予習もしています)





交響曲 第5番 ピョートル・チャイコフスキー

第一楽章
序奏の"運命の主題"はアゴーギクで陰影強く。提示部はアゴーギクで主題間にコントラストを付けて、パッセージを力感で上手く盛り上げました。展開部の第一主題変奏は揺らぎを入れ、再現部でも全体的にアゴーギクを利かせています。コーダでは二拍子のリズムが印象的でした。とにかくアゴーギクですねw

第二楽章
鬱の強い弦コラールから主部のhrがスローに被り、ob動機で明るさを打ち出します。第一トリオはvcと管楽器の対話が穏やかに、中間部はclとfgの落ち着いた流れで"運命の主題"が晴れやかです。主部回帰は舞う様な優美さが魅力的でしたね。ラスト突然の"運命の主題"は間髪入れずに入って上手いです。

第三楽章
主部の第一第二ワルツは揺さぶりを入れ、第三ワルツfgはスローのアゴーギクです。中間部は16連音符を流れる様にパスして行きます。主部回帰のワルツ群は再現性を強く、コーダのラスト強音は唐突性を弱めていますね。揺さぶりはあっても個性とまでは行きません

第四楽章
アタッカで入りましたが、その指示は無い様な…
序奏の"運命の主題"は落ち着いていますが、弦の第一主題は刺激的に一気に高めて期待値を上げる流れを作ります。第二主題は落ち着きから切れ上がり、金管の"運命の主題"が切れ味ある行進曲となります。ムラヴィンスキーもそうですが、ここがポイントで見事ですね!!
再現部はテンポアップし各主題にディナーミクの個性を振って緊迫感を作り、山場はアゴーギクを利かせて鳴らします。全休符を短くコーダに入り祝祭的ですが引きずる様な行進曲から、ラストはアッチェレランド風に駆けてから収めます。
素晴らしい最終楽章になりました



誰が振ってもそれなりに聴ける曲なのですが、意外や素晴らしい最終楽章が待っていました。それまではアゴーギクを強く感じたものの、流れとしては特筆なしだったのですが最後はウキウキする高揚感がありました。この曲はそう言う曲ですよね。

原田さんのタクトで、BPMの無い より自由度の高いマーラー5あたりを聴いてみたくなりました。それにしても原田さんは顔で指揮しますねw



バックステージ・カメラも楽しかったです。ネット配信だからか、開演時間通りにスタートしたのも驚きでした。普通は5'ディレイくらいですよね。

最後にはなりましたが、小井土文哉さんのpfは荒削りさが魅力でした。少し流麗さが感じられると嬉しかった気がします。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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