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『マーラー 交響曲 第5番』 «ネット配信» エド・デ・ワールト指揮/ニュージーランド交響楽団 2018年4月6日

好きなマーラー振りの一人、ワールトのマーラー5が配信されました。これは聴くしかありませんね。COVID-19前の録音です。


エド・デ・ワールト | ニュージーランド響(NZSO)
(Edo de Waart | New Zealand Symphony Orchestra)
ワールトはバーンスタインとハイティンクの助手を務めていたのでマーラーを得意とするのはわかる気がしますね。今回はNZSO音楽監督(2016-2019)時代のマーラー5で、ニュージーランド公共放送RNZのwebサイトからの配信です。


▶️ RNZ (公開期間が不明ですが、お早めに)





«ネット配信»
マーラー 交響曲 第5番

Mahler5-EdoDeWaart-NZSO2018.jpg

[Live at Michael Fowler Centre, 6 April 2018]


第一部
スローのファンファーレから葬送行進曲は微妙なアゴーギクに憂いを込めて、第一トリオも興奮を避けてクールに激しさをコントロールしています。第二トリオも哀愁を強めに、流れを太くしてコーダに向かいます。第二楽章第一主題も激しさは抑え目、第二主題は哀愁感を漂わせ、一楽章二つのトリオ回帰的ですね。展開部の序奏の激しさは抑えてvc動機に繋げています。再現部第一主題もコントロールして、興奮を避けつつ哀愁側の感情表現の第一部です。

第二部
スケルツォ主題は緩やか優美、レントラー主題も流れに乗ってスロー優雅です。第三主題はクセの無い主題の楽器間のやりとりで少し間延び感があるかもしれません。短い展開部もコントロールが効いていて、気になる再現部第三主題もコーダも興奮は抑えてキッチリですね。

第三部
第四楽章主部はそっけなく速く入って感情を移入します。中間部も気持ちが入っていて、甘美よりも情感のアダージェットです。第五楽章二つの主題も落ち着いて、コデッタ主題は優美。展開部も真面目に登って行く感じです。再現部ラストからコーダも鳴らしますが漲る力感はなく、アッチェレランドも教科書的です。


激しさや興奮は避けてコントロールを効かせたマーラー5です。アゴーギク/ディナーミクを押さえ込んだ"落ち着き"に軸足がありますね。

決して走らないスタンスの徹底も良いのですが、やっぱりマーラー5らしい迸る情熱を聴きたいですね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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