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クリスチャン・ヤルヴィ(Kristjan Järvi) 一人三役の「Nordic Escapes」というアンビエント



クリスチャン・ヤルヴィ (Kristjan Järvi, b. 1972)
音楽一家ヤルヴィ家の次男ですね。(蛇足ですが、指揮者の父ネーメと兄パーヴォ, 姉のマーリカはフルート奏者) 日本では指揮者の顔しか紹介されませんが、海外では作曲家とプロデューサーとしても紹介される事が多い様です。

今回は現代音楽作曲家としてのK.ヤルヴィ作品インプレになりますが、作曲家キャリアはそれほど古くなく 主要作は2018年になってからの様ですね。



Nordic Escapes
本アルバムはクリスチャン・ヤルヴィの作曲・指揮・プロデュースというアルバムで、故郷エストニアの風景や音にインスパイアされて作られいるそうです。ご本人曰く、"本作品はリスナーを音楽や自然とつなぐ"(Nordic Escapes connects the listener to music and nature.) のだそうです。

長い曲で10'強、殆どが5'以下の小曲ですね。演奏はノルディック・パルス・アンサンブル(Nordic Pulse Ensemble)と、ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)が主で、他にソリストが入ります。







1. In Horizons
3'半の電子音楽でエレクトロニクスはバックグラウンドで低音ノイズ、入れ替る様にアンサンブルが入ります。エレクトロニカかアンビエントですね。


2. Nebula
低音ノイズのエレクトロニクスはそのままに1曲目と入れ替わります。ポスト・ミニマルの印象です。シンセサイザーと思しき音色と弦楽奏の反復で全体的にはアンビエント系になるでしょうか。後半はソロ・ヴァイオリンが伸びやかな旋律を奏でるのが印象的です。この曲だけが10'を超えますね。魅力ある良い曲に思いました。


3. Põhjaneitsi (Nordic Maiden)
ここでも低音ノイズを引き継いで入ります。(このアルバムのコンセプトの様です) voiceも入り、ピチカートが主役になっていますね。シンセの背景音がいかにもエレクトロニカ的な気配を作っています。


4. Aurora
この曲がメインの様な記述があります。ハイテンポのミニマルと背景は低音シンセの組合せ、ハイテンポのメロディーラインは楽器が変わって進みます。音の強弱出し入れでメリハリがあります。
この曲と2.Nebulaは構成感があって興味深いです


5. Frozen Tears
弦楽の下降音階がスローに繰り返され、音厚が高まりながら哀愁ある流れが続きます。


6. Runic Prayer
ミニマル感が強めなピチカートを主体にバックグラウンドはシンセのロングトーン、そこから若干の変化を加えて行きます。このアルバムの一つの方向性ですが、この曲では民族和声を感じられるのが違いでしょうか。


7. Kirbu Epiphany
緩やかで薄い管楽器の音色が心地良い美しいアンビエントです。


8. Nebula (Robot Koch Remix)
2.Nebulaのリミックスver.です。曲は大幅に短縮(約40%cut)で、部屋中に共鳴する様な重低音中心になっていますね。ありげなパターンではありますが。


 ★試しにYouTubeで観てみる?
  Kristjan Jarvi Sound Experience よりアルバムPVです



基本はミニマル系の、ポスト・クラシカル? クラシカル・クロスオーバー? この世界はよくわかりませんが、エレクトロニクスと管弦楽のアンビエントですね。

もちろん前衛ではなく心地良く美しいBGMです。米国クラシカル・チャートでヒットしそうな、米生活が長いクリスチャン・ヤルヴィらしさかも知れません。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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