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ウイーン国立歌劇場 2019年公演 R.シュトラウスの歌劇「影のない女」をNHKプレミアムシアターで観る


観るチャンスの少ないオペラ、リヒャルト・シュトラウスの「影のない女, Die Frau ohne Schatten」(全3幕: 約3時間半)の登場ですね。ティーレマンの指揮もポイントでしょう。ただ、演出のヴァンサン・ユゲ(Vincent Huguet)に知見がないので予想がつきません。



(公式Trailerです)


よく出て来るのは"魔笛"を元にした話ですが、感じられますか?! 皇帝・皇后がタミーノ / パミーナで、バラックと妻がパパゲーノ / パパゲーナ、乳母が夜の女王でしょうか。ちょっと無理がありますよねェ…

演出
シンプルな舞台・衣装で、プロジェクション・マッピング(以下PM)も今やスタンダードです。何よりストーリーには手をつけていませんから安心して観ていられる事に繋がっているかもしれませんね。今の時代ですと極標準的な印象になるでしょうか。

舞台・衣装
舞台はアースカラーで無機質な大物配置で暗く設定されて 大きな背景は時にPM、最近の傾向そのものでしょう。衣装も時代背景(神話ですが)と現代衣装のミックスといった、これまた現代のスタンダード。

配役
まず第一印象は女性陣がレベル高く楽しませてくれた感じです。
女性陣はタイトル・ロールのC.ニールント、バラックの妻のN.シュメンテ、乳母のE.ヘルリツィウス、それぞれ三者三様に素晴らしかったです。安定した歌唱と演技でしたね。
男性陣では皇帝役のS.グールド。同2019のバイロイトでタンホイザーのタイトルロールでしたが印象は薄かったのですが、役柄らしい堂々とした雰囲気でしたが声がやや弱い印象でした。バラックのW.コッホはクールさが目立ちましたね。

演出でもう少し配役にコントラストを付けてもらえたら良かった気がします。

音楽
楽曲が少々難解なのも変化に乏しい感を残しています。演奏でティーレマンがメリハリを付けているのですが。
ただ、ラストの石像になった皇帝に皇后が会うシーンは、交響詩の様なわかりやすい曲の流れになって大団円を受け入れやすくしていますね。


第一・二幕がわかりづらいイメージはやはり変わりませんね。楽曲から行くと近代オペラですから、単純に楽しみづらく長く感じます。

その分?!第三幕は素晴らしく、愛の物語が伝わりましたね。ラストの救済はやっぱり感激的です。


<出 演>
 ・皇后:カミッラ・ニールント [Camilla Nylund]
 ・皇帝:ステファン・グールド [Stephen Gould]
 ・乳母:エヴェリン・ヘルリツィウス [Evelyn Herlitzius]
 ・バラック:ウォルフガング・コッホ [Wolfgang Koch]
 ・バラックの妻:ニナ・シュテンメ [Nina Stemme]

<合 唱> ウィーン国立歌劇場合唱団
<管弦楽> ウィーン国立歌劇場管弦楽団
<指 揮> クリスティアン・ティーレマン [Christian Thielemann]
<演 出> ヴァンサン・ユゲ [Vincent Huguet]


収録:2019年5月25日、6月10日 ウイーン国立歌劇場(Vienna Staatsoper, オーストリア)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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