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エマヌエーレ・カサーレ(Emanuele Casale) の 室内楽集「Chamber Works」


エマヌエーレ・カサーレ (Emanuele Casale, 1974/10/14 - )
前回に続きカサーレです。下記紹介文は前回のコピぺになります。

イタリアの現代音楽家で、G.ソッリマ他に師事し S.シャリーノにも習っている様です。今注目の1970年代生まれ、前回インプレのステーン=アナセン他 個人的に勝手な思い込みですが、の現代音楽家の一人です。2001年には「"STUDIO No.2a" Bass Recorder and Tape」で、斬新な現代音楽作品を選ぶ "第22回 入野賞" を受賞しています。

楽風はパルス的超短の音と休符の組合せです。それを元にエレクトロニクス処理で構築します。楽曲タイトルも3, 7, と言った味気ない数値であったりと、何かと前衛ですね。



Chamber Works, 杉山洋一(cond.) | Mdi Ensemble
前回の"Chamber Music"に続く年代、2003年から2014年の室内楽作品集です。1. 2. 5. にはカサーレ本人がエレクトロニクスで入り、続編と言った感じですね。







1. 11 (2008)
  per ensemble ed elettronica
随分と出し入れが強く表情豊かになった感じです。パルスだけではなくロングトーンが入り、強音と弱音のコントラスト、と言った対比的なサウンド構成になりました。スロー静vsファスト強音ですね。もちろんファストはパルス(トリル・トレモロ的)です。静音パートの比率が大きいのも緊張感があって良いですね。


2. Questo è un gruppo e pace (2014)
  per trio d'archi, pianoforte ed elettronica
静音グリッサンドに突如現れる強音パルス、どこかで聴いた様な構成ですねw 主の流れはポリフォニーとホモフォニーの中間くらい、個々の楽器がそれぞれ会話をしている様です。その傾向は以前からありましたね。色彩感を感じる明るい楽しさもあります。


3. Esistere lago, nulla e un tempo (2006)
  per ensemble
入りはアンビエントの様な静かな心地よさです。そこに緩やかにパルス(トリル・トレモロ)が絡みながら変化、キラキラした流れからロングのグリッサンドとなります。幽玄な静音が全体を支配します。無かった流れですね。


4. 7 (2005)
  per quartetto d'archi
細切れの様なパルスとグリッサンドの弦楽で、次の"5"と共にカサーレの原点方向になるでしょうか。前三曲と比べると古さを感じますね。


5. 5 (2003)
  per flauto, clarinetto ed elettronica
"Chamber Music"にも入っていましたね。二つの楽器のDialogueが楽しいです。今聴くと楽曲的にはややフラットでしょうか。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  Jen McLachlen(fl)とDavid Barrientos(cl)のDialogueですね




基本的なパルス技法は同じですが、"Chamber Music" よりも本"Chamber Works" の方が静と強・ロングトーンとパルスの対比が強まり表情が付きました。明るい音の広がりも感じられますね。

本CDがカサーレのスタイル変化が見えてオススメです。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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