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アダム・フィッシャー/デュッセルドルフ交響楽団 の「マーラー 交響曲 第1番 "Titan"」バランス良さですね


アダム・フィッシャー Adam Fischer
(Düsseldorf Symphony Orchestra, 2017-2/10-12 Live rec.)
アダム・フィッシャー/デュッセルドルフ響が進めるマーラー・サイクルから第三弾で登場した"第1番"ですね。

昨日インプレの1989年マーラー・フェスト・カッセル祝祭管から28年を経た"第1番"の変化はいかに!!ですね。




マーラー 交響曲 第1番「巨人」



第一楽章
序奏の弦ppp(pp)A音は鎮めて緊張感を与え、下降4度のカッコウ動機やファンファーレ動機との絶妙なバランスを作ります。提示部チェロの第一主題は明るく奏で、対位的な第二主題が絡むとリズミカルに広げますね。
展開部は透明感あるppスローからhr動機でテンポアップして穏やかな気配を作り、山場をハイテンポでバランスよく鳴らします。興奮はありませんね。
再現部は全体のおさらいの様に流れます。バランスが良く心地よさの第一楽章ですね。

第二楽章
スケルツォの主部は舞踏曲の様に優雅です。トリオでは繊細な弦の美しさをアゴーギクで際立たせ、上手い対比です。回帰では切れ味を加えた感じですね。

第三楽章
主部主題の短調『グーチョキパーで…』はやや速めに重さを控えた葬送行進曲で、カノンの流れを明確に奏しています。木管の二つの動機はスローからテンポを上げて雰囲気を変えて来ますね。良い流れです。中間部vnは緩徐の美しさを奏でて美しく、回帰からコーダは色合いを濃くするお約束になっています。

第四楽章
提示部第一主題はバランス良く落ち着いて、第二主題vnはスローな美しさに、そして緩やかに上げて行きます。
展開部第一主題も落ち着き感が強いですね。もう少しハジけても良いかもしれません。山場も行儀良さになっています。
厄介な再現部は序奏を静に心地よく、va動機を強烈に入れて雰囲気を緊張感に変えますね。コーダは落ち着いて勝利を讃えます。


突出したものはありませんが、バランス良く聴き易い"マーラー1"です。何か一つスパイスがあると嬉しい感じですね。

個人的好みはマーラー・フェスト・カッセル祝祭管との若々しさかもしれません。全体の流れはよく似ていますが、スローパートも含めて安定感のデュッセルドルフ響と言った感じでしょうか。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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