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アダム・フィッシャー/マーラー・フェスト・カッセル 1989 の「マーラー 交響曲 第1番 "Titan"」山場の鳴りの良さです


アダム・フィッシャー Adam Fischer
(グスタフ・マーラー・フェスト・カッセル祝祭管弦楽団, 1989 Live rec.)
A.フィッシャーがドイツのカッセル国立劇場の音楽監督時代(1987-1992)、グスタフ・マーラー・フェスト・カッセル音楽祭(1989年)で祝祭管弦楽団(Festspielorchester des Gustav Mahler Fest Kassel)を振った"マーラー1"が登場です。

なぜ今頃になって31年前の録音が登場したのでしょうか。デュッセルドルフ響とのチクルス推進中で"商売"になるという事でしょうねぇ。きっかけがなんであれ、聴けるのは嬉しい事ですが。




マーラー 交響曲 第1番「巨人」



第一楽章
特徴的な序奏A音静の7オクターブ・フラジョレットはやや音量が大きく、カッコウの4度下降は暗目です。チェロの第一主題が優美な舞踏風に登場、対位的な第二主題は繊細に流れます。明るい山場から反復して、展開部は繊細な序奏回帰で進みhrが明るさを見せて、山場は怒涛に鳴らします。再現部はその流れに乗って派手に、フィニッシュも壮大ですね。

第二楽章
スケルツォの主部は小気味よく低重心リズミカルです。トリオのレントラーでは軽妙ですが落ち着かない気配を感じますね。回帰ではいっそう重厚方向になります。

第三楽章
主部主題の短調『グーチョキパーで…』は暗さ控え目な葬送行進曲でカノンの流れは薄く感じます。木管の二つの動機は哀愁と軽妙さを上手く使い、中間部は緩やかなvnですが、今ひとつ締まりが弱いでしょうか。回帰は通常的で、アタッカで最終楽章へ入ります。

第四楽章
シンバルからの序奏はやや抑えて、提示部第一主題の管楽器と低弦が勇壮に出て来ます。激しい流れからの第二主題は優美スローですが、今ひとつ一体感に欠ける感じですね。
展開部第一主題は派手に鳴らして、徐々に上げて行き山場は落ち着いています。
厄介な再現部は静の表情を見せながら動機を並べて進みます。悪くはないのですが、緊張感が欲しい感じです。vaの動機で緊張感が出て山場は激走し、コーダは金管が鳴らし合いながら見事に終結させますね。


クライマックスの激しさを中心に据えたスカッとしたマーラー1です。なんと言っても鳴り派手な山場が聴かせどころでしょうね。スロー静のパートも悪くないのですが、そこに締まりがあったら更に良かったと思います。

こうなると次回は、デュッセルドルフ響との第一番をインプレしなければなりませんね。(未インプレですが既聴済みで、スロー静は一枚上手です)




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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