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オスモ・ヴァンスカ/ミネソタ管弦楽団 の「マーラー 交響曲 第2番 "復活"」穏やかな流れ

そろそろ第七番がリリースされますね。その前に所有盤をインプレしておきましょう。


Conductor | Orchestra
オスモ・ヴァンスカ (Osmo Vänskä)
Minnesota Orchestra, 2017-6
ヴァンスカが長期政権で音楽監督を務めるミネソタ管と進めているマーラー・サイクルからの第2番ですね。
ちなみにヴァンスカの前の首席指揮者が大植英次さんでした。

ソプラノはルビー・ヒューズ(Ruby Hughes)、メゾソプラノはサーシャ・クック(Sasha Cooke)です。





マーラー 交響曲 第2番



第一楽章
第一主題低弦は速く重さ控え目、葬送行進曲は揺さぶりながら、第二主題は穏やかです。コデッタは晴れやかですね。展開部の前半も後半も微妙なアゴーギクで穏やかスローから山場はシャープにあっさりです。スロー&アゴーギクで重厚さは避けた第一楽章になっています。

第二楽章
主要主題はバロック風優しい舞踏、トリオでも少々緩めな流れです。回帰でも殊更には色合いを濃くしませんね。最後の主題回帰はいっそうの穏やかさになっています。

第三楽章
主部『子供の不思議な角笛』, 中間部共に控え目で流れは美しくヴァンスカ象徴的な感じです。コーダも炸裂はオブラートに包まれた感じ!?

第四楽章
主部アルト「原光」はスロー静に乗って美しい流れを作ります。中間部もその流れに沿った穏やかな美しさになっていますね。

第五楽章
提示部第一主題は刺激的に入り、hrの動機が直ぐに鎮めます。第二主題のコラールも落ち着いた音色で、復活の動機も秘めた意思ですね。
展開部も落ち着いて、"死者の行進"でも極端な刺激はなく爽快感になっていますね。
再現部は緊迫感を持ちながらも穏やかに進み夜鶯の一呼吸から、合唱が静かに現れるとソプラノが浮き上がる様に登場します。スローで静かな世界からアルトは "O glaube, Mein Herz" を朗々と歌いますね。男声合唱が「復活」を高々と歌いますが控え目、sop/alto重唱も刺激は薄いです。合唱が加わって一気に山場を作りますが、全てが落ち着いた山場ですね。


穏やかで美しい流れのマーラー2です。スロー緩やかマイルドな徹した構成で、ラストの大団円も興奮は排除のヴァンスカ・マーラーです。

ラストに待っているこの曲の感動をどう聴くかで、好みは別れるかもしれません。刺激物が苦手な方向きですね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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