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パリ・オペラ座公演 ラモー歌劇「みやびなインドの国々」をNHKプレミアムシアターで観る

バロック音楽家ラモーの1736年の古いオペラ「優雅なインドの国々, Les Indes galantes」です。3時間を超える大作ですね。

バロック時代、ヨーロッパ以外をインドと称して東側(東インド)と西側(西インド)とみなし、その野蛮な国の文化を一つのオペラで楽しむと言う、当時の白人世界の偏見の極みの様なオペラですw


Title | Composer
みやびなインドの国々 ジャン=フィリップ・ラモー
なんと言っても特徴的なのは仏ヒップホップ系ダンサーで振付師のB.デンベリを起用している事でしょう。まぁフランスのオペラと言えばバレエが入るのが常套手段ですからw
演出ののコジトレは知見がありませんので、推測が出来ませんね。

【超あらすじ】
[プロローグ] 女神エベが若者達と楽しんでいる所へ戦いの神べローヌが現れて戦いの時を伝えると、若者達は各地に散った。愛を取り戻させるべく、エベの願いでキューピット達が遣わされる。
[四つの幕] インドの国々(ヨーロッパ以外の事です)トルコ、ペルー、ペルシャ、アメリカ、で愛が成就されていく。


<出 演> (各シーンでの役名です)
 ・エベ / パーニ / ジーマ:サビーヌ・ドゥヴィエル [Sabine Devieilhe]
 ・ベローヌ / アダリオ:フロリアン・センペイ [Florian Sempey]
 ・アモール / ザイール:ジョディ・デボス [Jodie Devos]
 ・オスマン / アリ:エドゥウィン・クロッスリー・メルセ [Edwin Crossley-Mercer]
 ・エミリエ / ファティマ:ジュリー・フックス [Julie Fuchs]
 ・ヴァレル / タクマ:マティアス・ヴィダル [Mathias Vidal]

<管弦楽> オーケストラ・カペッラ・メディテッラネア
<指 揮> レオナルド・ガルシア・フラルソン [Leonardo García Alarcón]
<振 付> ビントゥ・デンベリ [Bintou Dembélé]
<演 出> クレマン・コジトレ [Clément Cogitore]


収録:2019年10月8日・10日 パリ・オペラ座バスチーユ(フランス)





(ラストのダンスシーンです)


演出
大きな3つの流れが混用されます。①プロローグのファッションショーへの読み替えとバレエ。ファッションショーの舞台裏から衣装撮影、そしてショーの設定で女神エベはデザイナーですね。②第一・二幕はバレエ中心的でストーリーとは関連の薄い流れ。③後半二幕はバレエは控えてストーリーに近い衣装と配役設定になっています…少し統一してもらった方が焦点を絞りやすかった気がします。

面白かったのは①の読み替えとバレエで、オペラ演出というよりも前衛バレエ振付の印象ですね。

舞台・衣装
無機質シンプルな舞台と現代的衣装です。中央にせり上がり舞台があり、その上部に大物を吊り下げると言うのが舞台装置で周辺には何も配置しませんね。

配役
曲が単調過ぎて歌い手のキャラを楽しむのが難しいですね。それがバロック歌劇の難しさでしょう。

音楽
残念ながらバロック音楽は範疇の外となるのでコメントのしようがありません。指揮のフラルソンも全く知見がありませんね。



バロック音楽と現代バレエの融合ですが、後半はそれを弱めて半端な感じが残ります。

プロローグの様なストーリーの読み替えとバレエを徹底してやっていたらもっと楽しかったかもしれません。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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