FC2ブログ

『マーラー 交響曲 第9番』 «ネット配信» ダニエレ・ガッティ指揮 / RAI国立交響楽団 2020年1月9日



Conductor | Orchestra
ダニエレ・ガッティ, Daniele Gatti
(Orchestra Sinfonica Nazionale della Rai)
ガッティがRAI国立響を振ったマーラー9ですね。ガッティというと残念な事件を思い出しますが、現在はローマ歌劇場の音楽監督を努めている様ですね。イタリア放送協会RAI傘下RaiPlayからの映像付きのweb配信になります。

➡︎ RaiPlay (配信期間は短いと思われますので、お早めに)





マーラー 交響曲 第9番 «ネット配信»
(Live at Auditorium RAI Arturo Toscanini, 9. Jan. 2020)

20200109DanieleGatti-mahler9.jpg


第一楽章
緩くスローな第一主題、過度の緊迫感を避けた第二主題、tpからの山場を大きく鳴らして第三主題は華やかです。展開部導入部は第一主題のテンポを生かした暗さからJ.シュトラウスの引用で柔らかな光を見せ山場を築き、第二主題の変奏からは混沌を上手く活かしながら緊迫感のある流れを作ります。緩やかなアゴーギクで見晴らしの良い第一楽章です。

第二楽章
主要主題は落ち着いたレントラーで、第一トリオをスケルツォらしく広げ、第二トリオはやや速めに鎮めます。ここでも大きな揺らぎの様なアゴーギクが感じられますね。

第三楽章
主要主題は軽快に切れ味よく、副主題は少しコミカルに、中間部でもあまり大きな変化は付けませんね。山場も緊迫感を避けていて、流れは統一されている感じです。

第四楽章
主要主題は緩やかに大きく包み込む様に奏でます。ここでも大きなアゴーギクを効かせていますね。第一エピソードは主部の流れに乗っていて、第二エピソードは山場を少し速めに緊迫感を高め その後のターン音型との対比を作ります。ポイントとなる上手い構成ですね。そこからコーダへはアゴーギクを使いながら鎮めて行きます。


大きく振られたアゴーギクが心地よいマーラー9です。重心を低く構えて死を捉えるのとは対角の穏やかな見晴らしの良さの好演です。

RAI国立響の各楽器の柔らかく美しい音色もガッティの狙った流れに合っていますね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





コメントの投稿

非公開コメント

ようこそ
カテゴリ
ありがとうございます