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ルーセル「蜘蛛の饗宴」デュカス「魔法使いの弟子」19世紀末-20世紀初頭のフランスの管弦楽曲を、フランスの指揮者とオケで聴いてみましょう



Composers
ポール・デュカス (Paul Dukas, 1865-1935)
アルベール・ルーセル (Albert Roussel, 1869-1937)
ポール・デュカスはドビュッシーやサティと同年代のフランスの音楽家ですね。パリ音楽院に学んでいて、仏印象派年代ですが独ロマン派の様な楽風印象がありますね。仏前衛現代音楽の師となるメシアンが師事していました。

アルベール・ルーセルはデュカスより4歳若く、同様に仏印象派年代ながら独ロマン派の香りがするのが特徴的です。初期の作品は前者ですが、後期はより調性が明確で新古典主義と言われている様です。こちらも後に米現代音楽に影響を振るったヴァレーズが師事していましたね。

それぞれ二人の代表作の一つで、演奏はパスカル・ロフェ指揮、フランス国立ロワール管弦楽団ですね。







1.ポリュークト序曲, Polyeucte (1891, Dukas)
デュカスの事実上のデビュー曲で「コルネイユの悲劇」を元にした演奏会序曲です。
印象派と言うよりも後期ロマン派的な流れとライトモティーフの様な表題音楽風の構成を明確に感じますね。そう言った意味では指摘されている様に重厚な管弦楽はワーグナー的で、少し古いですがイデーフィクスの仏ロマン派ベルリオーズの様な感じもあるかもしれません。少なくとも仏印象派の気配はありませんね。


2.蜘蛛の饗宴, Le Festin De L'araignée (1913, Roussel)
ファーブル昆虫記を元に蜘蛛や虫たちの戦いのバレエ音楽(13パート)で、ルーセルの初期作品ですね。
前奏曲はいかにもの"仏印象派"の流れを感じます。それをベースにバレエ音楽らしい表情付けがあって、パート毎のタイトルを見ながら聴くとシーンが浮かぶ様です。チャイコフスキーやストラヴィンスキーのフランス版という面持ちでしょうか。実は組曲版もあるのですが、洒脱なバレエ音楽の楽しさがあって聴くならこの全曲版ですね。
仏セットの演奏もそれらしい洒落た表情を見せています。


3.魔法使いの弟子, L'apprenti Sorcier (1897, Dukas)
デュカスと言えばこの交響詩(交響的スケルツォ)ですね。ゲーテの詩を元にしていて、箒に魔法をかけて水浸しになるミッキーマウスのアニメで有名なストーリーです。
"ポリュークト"に比べると重厚さが引き算されて表情の付け方がストーリー性が強く感じられる様です。多分誰でもディズニーの"ファンタジア"が浮かぶのではないでしょうか。(実際にはストコフスキー編曲ver.ですが)

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  ミッキーマウスのアニメ"Fantasía"からです。やっぱりこれ?!




このアルバムの聴きどころはルーセル"蜘蛛の饗宴"のフランスらしい洒落たバレエ音楽でしょうね。

デュカスの"魔法使いの弟子"はどうしてもミッキーマウスが出てきてしまいますw




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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