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ハドキンソン(J.Hodkinson)とレンスホルト(N.Rønsholdt) の『Fish and Fowl, 魚と鶏』はデンマーク系前衛実験現代音楽が楽しめますね


ジュリアナ・ハドキンソン(Juliana Hodkinson, 1971-)
ニルス・レンスホルト(Niels Rønsholdt, 1978-)
ベルリンを拠点とするイギリス人女性現代音楽家ハドキンソンは電子音楽やフィールドレコーディング、そしてインスタレーションと言った今の時代の現代音楽をベースにしていますね。デンマークの現代音楽シーンと密接な関わりも持って活動しています。

デンマークの現代音楽家レンスホルトはデンマークのオーフス王立音楽アカデミーでラスムセンに習い、ベルリンに渡っています。前衛オペラや声楽、インスタレーション系を得意としていますね。
なんとなく二人の接点が見出せる感じですね。


Fish and Fowl
という二人のコラボ(合作)の声楽を含む室内楽です。まぁ、普通に聴ける"音楽?"ではないのですが…

演奏はデンマークのセナテット(SCENATET)です。現代音楽&アートそしてパーフォーマンスでお馴染み、レンスホルトも創設(2008)に関わったていますね。二曲目?!はデンマークの音楽家で詩人(?)ウルスラ・アンケア・オルセン(Ursula Andkjær Olsen, 1970-)のTextで本人朗読になります。






Fish and Fowl
「魚と鶏」です。Scenatetはfl, cl, sax, pf, perc, guitar, vn, va, vc, sop, & voice 編成です。
電子音やフィールドレコーディングの様な特殊奏法と微妙な音使いが静的に流れて行きます。基本は静的な特殊奏法ノイズ系ですね。コツコツコツとヒールの足音(の様なクラッタリング?!)が混ざりながら、奇妙な雑音が挟まれて切迫した様な女性の吐息が入ります。それが36'以上続きます。

その緊張感の中に身を浸して楽しむ。もしインスタレーションでなければ、目を瞑って音空間に身を置けばOKですね。インスタレーションならそうは行きません。でも、ライナーノートには細かい解説は一切ありません。("何を思っているのか、なぜ殻に閉じこもっているのか" とあるだけ…) 勝手に楽しみましょう!!

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?


Ursula Andkjaer Olsen reads “Kære Fisk”
約10'の「ウルスラ・アンケア・オルセンによる朗読 "魚へ"」です。言語はデンマーク語ですが、ライナーノートに英訳があります。優しい英語ですが、中身は…
個人的には "Just a reading aloud, that's all!!" です。



完全なエクスペリメンタリズム系前衛ですね。一般的なクラシック音楽ファンは無縁の"音"の世界です。旋律も無い事は無いですが、所謂(いわゆる)"音楽"かは微妙なラインになりますね。たまりません!! (二曲目はただの詩の朗読としかわかりませんが…)

聴く事は難しいですね。その音の中に身を置く、音楽技法を想定する。と言った楽しみです。とは言え、欧前衛では基本となる特殊奏法で構成されますから、この世界では格別に突出ではないでしょうね。



ジュリアナ・ハドキンソンのCDはなかなか見つかりません。例えばこちらはSCENATETの演奏とパフォーマンス "Angel View (2014)" ですね。インスタレーションですからCDがあったとしても意味は薄くなるでしょう。最後に本人も登場します。超オススメです!! (ライヴエレクトロニクスも使われている様ですね)


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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