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ミラノ・スカラ座 2019/20開幕公演 プッチーニの歌劇「トスカ」を円熟のA.ネトレプコで。 NHKプレミアムシアター。

先月行われたTeatro alla Scalaシーズン開幕公演が早速登場ですね。今や恒例となり嬉しい時代になりました、生きているもんですね。(笑)

プッチーニの超人気オペラ「トスカ, Tosca」に, 歌姫ネトレプコ, メーリ, シャイーと役者が揃いましたね。今や演出が主役となりかねないのでリーベルモルが気になる処ですが、昨シーズン開幕公演「アッティラ」での印象は舞台設定は派手ですがその他はコンベンショナルだった気がします。



(公式Trailerです)



演出
リーベルモンらしい演出と言って良いですね。重厚舞台に進んだプロジェクション・マッピング、ストーリーには手を付けずに、と今や希少な王道的で安心感がありますね。個人的にはアヴァンギャルドの方が好みではありますが。
(音楽監督シャイーは今回初稿を選んだそうですがよくわかりませんでした…汗 第二幕でカヴァラドッシが囚われた部屋にトスカが現れてしまうのは初稿? それとも演出でしょうか)

舞台・衣装
古典風重厚な道具を配してせり上がりや回り装置を生かしたお金のかかった舞台です。そこに動的なプロジェクション・マッピングを入れるのはリーベルモンらしさでしょうね。衣装も適度に時代考証された風で、全体的に今の時代としてはまさに古典的な印象と言った感じです。

配役
ネトレプコのタイトルロールは何回目でしょう。48歳になり今やドラマティコの様なsopと嫉妬深い熱演は流石でしたね。山場, 第二幕 "歌に生き, 愛に生き" は舞台演出も合わせて魅せてくれました。
・男性陣ではカヴァラドッシのメーリは落ち着いたテノールで、トスカとの対比を作りました。二人のDuoは聴かせ処でしたね。この二人のセットは多い気がしますね。ザルツブルク音楽祭2017「アイーダ」の二人も良かった記憶があります。
・悪徳総監スカルピアのサルシは見栄え・演技・バリトン共に役にピッタリしていました。今まであまり好印象がなかったので期待以上でしたね。第二幕のサルシは光りました。
・脱獄犯アンジェロッティのチーニ、スカルピアの副官スポレッタのボシ、は少し軽い印象でした。

音楽
2017年から音楽監督を務めるシャイーは、程度な陰影付けは感じましたが、演奏に思わず耳を傾ける様な事はしませんでしたね。


古典的で派手な演出の中、メインキャスト三人が楽しませてくれましたね。今やシンプル舞台に前衛演出がメインとなるオペラですが、懐かしささえ感じました。

ネトレプコは益々トスカにピッタリになりましたね。若い頃の細くて美しい彼女が似合った"ラ・ボエーム"のミミとは違う世界になってきました。



<出 演>
トスカ:アンナ・ネトレプコ [Anna Netrebko]
カヴァラドッシ:フランチェスコ・メーリ [Francesco Meli]
スカルピア男爵:ルカ・サルシ [Luca Salsi]
アンジェロッティ:カルロ・チーニ [Carlo Cigni]
スポレッタ:カルロ・ボシ [Carlo Bosi]


<合 唱> ミラノ・スカラ座合唱団
<管弦楽> ミラノ・スカラ座管弦楽団
<指 揮> リッカルド・シャイー [Riccardo Chailly]
<演 出> ダヴィデ・リーベルモル [Davide Livermore]


収録:2019年12月7日 ミラノ・スカラ座(イタリア)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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