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ブラジル人現代音楽家:マルクス・バルター(Marcos Balter) の「Æsopica」は先端性を感じる面白さです


マルコス・バルター
(Marcos Balter, 1974/4/1 - )
ブラジル人現代音楽家のバルターは幼い頃からブラジルで音楽を習い、1996年に米国に渡りテキサスやイリノイで作曲を学んでいます。
シカゴSOからも認められるなど、活躍の場はアメリカになりますね。現在はニューヨーク在住で、米国の大学で教鞭もとっています。


Æsopica: Music of Marcos Balter
室内楽集で、演奏は'ICE'(International Contemporary Ensemble)になります。
ICEはシカゴやニューヨークを拠点とする米アンサンブルで、今回はそのレーベル'TUNDRA'からのリリースですね。ICEとはバルターが学生時代からの付き合いがあるそうです。






Wicker Park (2009年)
小刻みなflのタンギングや特殊奏法、と思ったらソプラノ・サックスだそうです。和声的には少し民族和声とミニマルを取り入れた様な感じで、無調混沌の前衛ではありません。音響的でキラメキや心地よさもあり、今の時代の米前衛音楽になるでしょうか。興味深いですね。


Codex Seraphinianus (2014年)
フルート, バスーン, sop-サックス, ヴィオラ, のクァルテットで全11partです。ポリフォニーでノイズ系の音色が入って来たり、ホモフォニー的なパートもあります。その変化と対比で組合せで構成されていて、そう言う意味では計算されている感じがありますね。煌めく音響感があるのは同方向ですが、構成が面白いです。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  Justin Massey率いる四人の演奏です。
  残念ながら演奏が大人し過ぎて面白さが薄まっています。やっぱりICEですね。



Descent from Parnassus (2012年)
flソロ曲です。voiceも入りキンキンと尖った曲です。同時に演じられない感じがするレベルで、今の時代の超絶技巧曲かもしれません。少し驚きました。


Ligare (2013年)
アンサンブル・ナンバーです。旋律感の少ない神経質な音の組合せで、空間音響系のサウンドです。突出した個性はありませんが、好きな感じですね。


Æsopica Suite (2011年)
タイトル通りの"イソップ童話"からの楽曲で、テノール(Peter Tantsits)が入ります。楽曲構成は一曲目と二曲目を混ぜた様な感じで、小刻みな音やモノフォニーの様な流れが主流です。それがシュプレッヒゲザング的声楽とコラボしています。これまた面白い声楽曲ですね。拍手!!



煌びやかな音響感をベースにヴァリエーションがあり、新しさを感じられる楽曲が並びます。電子処理もされている感じですね。

ワクワク感ある前衛現代音楽で、ぜひ聴いていただきたいオススメの一枚です!!



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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