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スウェーデンの現代音楽家 ダグ・ヴィレーン(Dag Wirén) の「Symphonies 2 & 3, Concert Overtures」を聴く


ダグ・ヴィレーン
(Dag Wirén, 1905/10/15 - 1986/4/19)
スウェーデンに生まれ音楽評論の後、40歳を過ぎてから作曲家となった現代音楽家ですね。パリでL.サバネーエフに学んだ1930年代前半に、ストラヴィンスキーやプロコフィエフ、'フランス6人組'といったその時代の音楽に接しています。

作風はシリアスから映画音楽の様な作品に渡りますが、基本はエンターテイメントやリスナーに喜ばれ寄り添う"モダン"だと本人が言っている様です。従って前衛ではありません。

 ▶️ 北欧近現代音楽CD(作曲家別)一覧



交響曲 第2番/第3番・演奏会用序曲 第1番/第2番
初期の管弦楽作品集になりますね。交響曲は第5番まで、Concert Overtureはこの二曲の制作になっています。

演奏はトーマス・ダウスゴー(Thomas Dausgaard)指揮、ノールショーピング交響楽団(Norrköpings Symfoniorkester)になります。






Symphony No. 2 Op.14 (1939年)
三楽章形式です。まず感じるのは北欧的交響曲、後期ロマン派の派生的で緩やかで冷たく美しい広がり、の印象でしょうか。20世紀初頭の北欧系の音楽家に感じられる和声ですね。心地よい北欧の交響曲で、楽章間の変化は少ないです。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?


Symphony No. 3 Op.20 (1943–44年)
第2番と同じ構成です。allegroのテンポ設定が速めになって刺激のスパイスが増え、少し新古典主義的な香りがします。adagioは緩徐楽章となって、楽章間の構成に個性を振られていますね。第2番は同じ様な構成でしたから。


Concert Overture No. 1 Op.2 (1931年)
8’弱の一番古い作品で、パリへ行く前の時代。後期ロマン派と新古典主義の折衷的作品でしょうね。


Concert Overture No. 2 Op.16 (1940年)
約5'の小曲です。新古典主義の色合いが強い上記楽曲の類型ですね。



前衛に足を踏み入れる前の北欧管弦楽と新古典主義の流れですね。どの楽章にしても山場を明確に設定しているのが特徴的ですね。調性からの逸脱はありません。

聴き易い楽風ですが、どこかで聴いた様な… と言った20世紀前半北欧の類型的かもしれません。演奏は広がりがあって素晴らしいですね。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。


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