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テリー・ライリー(Terry Riley) の代表作『In C』、本人演奏 と Bang On a Can で楽しみましょう


In C [1964年]
テリー・ライリー (Terry Riley, 1935/6/24 -)
前回テリー・ライリーの新譜「Sun Rings」をインプレした際に、なんと代表作を忘れていた事に気がつきました。テリー・ライリーについてはそちらをご覧ください。

ミニマルを代表する "In C" は、欧州前衛がトータル・セリエル絶頂期に出現した米現代音楽ですね。全てハ長調(in C)の、拍子指示と小節区分の無い長短53のモジュールを一定等拍のC音を元に楽器編成の制約なく演奏するものです。ライリーは即興演奏でも知られるわけですが、現代音楽技法的には"偶然性"の音楽にもなるでしょう。従って数多のパターンが存在します。

とりあえず所有の2CDをインプレです。
一枚目はレコード時代から所有するライリー本人が演奏者(リーダー&サックス)として参加した1967年の盤です。もう一枚はこのブログではお馴染みのBang On a Can(以下BOAC)による演奏です。BOACについては割愛です。

楽器編成は同じ11編成ですが、同じ楽器はその中で5つですね。(下記*印)



Terry Riley・他 (1967年)



【楽器編成:11】sax*, piano*, oboe, bassoon, trumpet, clarinet*, flute, viola, trombone, vibraphone*, marimba*

管楽器が多い事が特徴的ですね。音が華やかで厚みがあり明瞭感が強いです。等拍単音パートを多く使っている様です。サックスの色付けが個性的に聴こえます。鍵盤打楽器が煌びやかに東南アジア和声の様な印象も与えますね。

・・・・・

金属的印象で刻む様なミニマルです。単音反復を強調して、より単純化(ミニマル?)されています。音色がカラフルです。





Bang On a Can (1998年)



【楽器編成:11】bass, cello, marimba*, clarinet*, electric-guitar, vibraphone*, mandolin, piano*, pipa(琵琶), sop-sax*, violin

弦楽器が多いのが特徴的です。その分、全体的に雲の様な塊の音に聴こえますね。鍵盤打楽器の音色が少し薄く感じます。等拍単音パートよりも旋律パートが表面に出る感じです。エレクトリック・ギターの音色もBOACらしさを感じさせてくれますね。

・・・・・

ポリフォニカルなミニマルです。ベースに単音反復を敷いて、その上に旋律を載せている感じですね。旋律がカラフルです。




ミニマル陶酔感はもちろん同じです。楽器編成とパート区分
で異なるサウンド
のミニマルになっていますね。

キラキラの前者と前衛の香りの後者、どちらも個性的で楽しめます。特にラスト10'での対比は面白いですね。


 ★試しにYouTubeで観てみる?
  Baylor Percussion Group・他による演奏です。マイルドな味付けですね。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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