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自らの作品の引用とコラージュ:ニルス・フラーム(Nils Frahm) の『SPACES』は美しいBGM?!


ニルス・フラーム
(Nils Frahm, 1982/9/20 - )
前回に続きドイツ人のポスト・クラシカルの現代音楽家でピアニストのフラームですね。紹介はそちらで。

前回は本人演奏によるピアノソロ曲集でした。そして今回は、その2年後のエレクトロニクスになります。


SPACES
ピアノやアナログ時代のシンセサイザー(Roland JUNO 60)、古い電子ピアノ(Fender Rhodes)を使って、テープ録音からのループ等再構築を行なっているそうです。その元になっているのは既に発表している、前回インプレの"FELT"を含む、自らの作品を切り刻んでいる?!との事。(現代音楽でいう"引用・コラージュ"ですね。B.A.ツィンマーマンの傑作 "ユビュ王の晩餐のための音楽" が浮かびますが...)

国内流通盤ではボーナストラック”Sol”のダウンロードが出来るそうです。






SPACES (2013年)
1.An Aborted Beginning - 2.Says - 3.Said and Done - 4.Went Missing - 5.Familiar - 6.Improvisation for Coughs and a Cell Phone - 7.Hammers - 8.For・Peter・Toilet Brushes・More - 9.Over There, it's Raining - 10.Unter・Tristana・Ambre - 11.Ross's Harmonium
例によって小曲11曲の組合せで ミニマル要素も入り曲別の個性はあるのですが、曲別インプレは必要なさそうです。第一印象は前作のノイズに拘った背面の面白さは消えて、美しいアンビエント旋律をエレクトロニクス処理した作品となっている感じですね。とは言え音色の中心は明確にピアノで、電子音楽的ではありません

ローズらしい音色もあまり感じませんね。(9.などは感じますが)

心地良さは気に入っていますが 個人的にはあまり得意でない方向性、単に美しいフィルム・ミュージック方向、になっているのは少し残念です。

特殊奏法も入り構成感があるLIveの "8.For・Peter・Toilet Brushes・More" だけが一味違って楽しめました。LIveの臨場感も伝わり、ステージではこの方向性の楽しみがあるのかもしれませんね。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  Officialの Album Teaser になります




美しい旋律のBGMをご希望の方にはオススメですね。音色の主体はピアノの印象です。

コンサートならライヴ・リミックスに出来るかもしれませんね。使われる技法的には前衛現代音楽の流れですが音楽方向性は全く異なりますが。



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ジャンル : 音楽





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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