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多様性のアンビエント・ピアノ:ニルス・フラーム(Nils Frahm) の『FELT』


ニルス・フラーム
(Nils Frahm, 1982/9/20 - )
ドイツ人のポスト・クラシカルの現代音楽家、ピアニストですね。元々はヒップ・ホップやエレクトロニクスをベースとした音楽で、そこからクラシック系?!のピアノや電子音楽と言った現在の方向性へ入っています。細かい曲を組み合わせて一つの作品を作るイメージがありますね。基本はアンビエントやエレクトロニカ、ECM的と言ったらわかりやすいでしょうか。
来日も果たしていますね。


FELT
本人によるピアノ・ソロ曲アルバムです。ピアノの音色と電子音楽の音響に傾倒している時期の作品になりますね。その後はフィルム・ミュージック等 多岐の共演方向になります。
ここではピアノのハンマーに手を加えているそうです。(隣人への配慮からとか?!)






FELT (2011年)
Keep - Less - Familiar - Unter -Old Thought - Snippet - Kind - Pause -More
小曲9曲の組合せですが、まず初めに気になったのはテープのヒスノイズの様な音ですね。"Keep"はそこにミニマル的サウンドが乗ってきます。ピアノなのにマリンバのマレット音の様なサウンドやシロフォンの様な音色も混じります。打たれた鍵盤の反響音がこもった音色を奏でる美しいドローンの様なサウンドもありますし、心地よいフィルム・ミュージックの様な楽曲も。いずれも美しいアンビエント。ノイズは環境音の可能性が感じられます。そうなるとフィールド・レコーディングにもなるかもしれませんね。

基本は心地よい楽曲構成ですが、バックグラウンドにノイズが全曲存在しています。また、多様な音色を繰り出すピアノには手を入れてあるそうなのでプリペアード・ピアノと言えるかもしれませんね。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?
  ラストのMoreになります。




ノイズ系のアンビエントでしょう。プリペアード・ピアノ、ノイズといった不協音を上手くアンビエントな美しい音色と旋律に重ねていて面白いですね。(それが無ければ、単に美しいだけ的かも…)

単なるアンビエントではなく、ノイズ系やフィールド・レコーディングといった多様性を生かしているのも今の時代の流れを感じますね。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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