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米現代音楽家ブライス・デスナー(Bryce Dessner) と ピアノDuo ラベック姉妹 のコラボ『El Chan』


ブライス・デスナー
(Bryce Dessner, 1976/4/23 - )
演奏家がメインか作曲家か、難しいアルバムですね。まずは米現代音楽家デスナー、と言うよりもロックバンドの"ザ・ナショナル"のメンバーの方が知られているでしょうか。
このブログではご贔屓の "Bang On a Can" の関連で何回か紹介済みですね。

現代音楽家としては管弦楽・室内楽・歌曲とヴァリエーション広く活動していますね。米国のオケからの委嘱も多くフィルム・ミュージックも手がける様です。現代音楽家と言っても非前衛系で、ミニマルをベースにした典型的な今の時代の米音楽家ですね。


ラベック姉妹
Katia et Marielle Labèque
派手な音作りで人気のラベック姉妹ですが、カティアとマリエルの二人も随分お年を召されましたね。デスナーが子供くらいの年齢ですから言ってみれば"おばあちゃん"ですw
このブログでも何回か登場していますが、古典から現代音楽までジャンルを選ばず弾き倒します。好みは別ですがエンターテイメント性の高さは天下一品でしょうね。

ピアノ協奏曲、ピアノDuo、ピアノx2, ギターx2、の三つのヴァリエーションで構成されています。ギターはもちろんデスナーが入ります。





El Chan



Concerto for two pianos
三楽章形式の協奏曲です。第一楽章は派手なpfと激しいオケの対峙が聴き処でしょうか。緩急のコントロールもあるので緊張感もあります。第二楽章は緩徐楽章で、繊細なpfの音色が反復を基にした背景音に浮かびます。ラストは強音パートで第三楽章につながります。最終楽章も明瞭な鳴りの激しさとコントラストですね。
気持ち良い流れですが それ以上でもなく、騒がしい映画音楽的コンチェルトみたいな感じです。


Haven
エレキギターとピアノの組合せです。ハイテンポなミニマルの流れをギターが作り、pfの高音がそれに添いながら低音で絡みます。ミニマルの陶酔が楽しい楽曲ですね。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  2019年4月のパリでのLiveです。pfはもちろんラベック姉妹です。



El Chan
7パート構成のピアノDuo曲です。曲構成はコンチェルトの一曲目に似ています。強音と弱音のパートの出し入れ、コントラストを明確にしています。長い特徴的な旋律はありませんが、機能和声上にあってミニマルベース。聴きやすい音楽で、うるさくなければBGMでしょうね。



一・三曲目は、いかにもクラシカル系アメリカ音楽の主流ですね。今の時代のクラシック音楽か、はたまた映画音楽か、そんな感じです。ラベック姉妹らしい楽しさに欠けた感がありますね。

個人的にはミニマルの強い "Haven" が一番楽しめました。

Bang On a Canのレーベル"Cantaloupe Music"からリリースされたら、もっと楽しめるアルバムになったかな。(そうなるとラベック姉妹は無理ですねw)



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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