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CD化熱望の見事な『マーラー 交響曲 第6番』 «ネット配信» リッカルド・シャイー / ルツェルン祝祭管弦楽団 2019年8月24日


リッカルド・シャイー, Riccardo Chailly
(ルツェルン祝祭管, Lucerne Festival Orchestra)
アバドの跡を継いで2016年からルツェルン祝祭管の音楽監督を務める人気のシャイーが、今年のルツェルン・サマーフェスで振ったマーラー6です。スイス"RTS Radio"(Radio Télévision Suisse)のウェブサイトからの配信ですね。

▶️ こちら (配信は2019/10/17まで。名演ですので是非!!)




マーラー 交響曲 第6番 «ネット配信»
(24 Aug. 2019 at KKL Luzern, Concert Hall)

24Aug2019LucerneFsetivalChailly-Mahler6.jpg


第一楽章
第一主題はリズムを明確にシャープで勇壮、パッセージは緩やかに大きく変化させてアルマの主題を優美に奏でます。とても心地よい流れです。展開部は激しく入って挿入部をスローで見事な透明感ある気配を作ります。再現部は重厚さを増して突進、コーダではコントラストを付けて荒っぽさも見せます。見事な第一楽章です!

第二楽章
アンダンテですね。主要主題はスロー優美、わずかにアゴーギクを入れています。副主題(第一トリオ)のobも哀愁漂わせグッと来ます。大きく盛上げてから中間部(第二トリオ)で広がる明るい日差しを奏でます。山場からラストの広がりは見事で、ストーリーを感じる素晴らしさです。

第三楽章
主要主題は速いテンポで緊張感を与えています。第一楽章の雰囲気再現ではありませんね。その締まりのあるシャープな流れからトリオはメヌエット風の色付けでチェンジペースします。古典というよりピシッとした感がありますが。ピシッと締まった楽章になっています。

第四楽章
序奏の大きな揺さぶりはスローベースに抑え気味、アレグロ・エネルジコから第一主題を勇壮に派手に鳴らします。その流れに乗ったパッセージから、第二主題を軽やかにつなげます。この曲の聴かせ処の展開部は明瞭なコントラスト付(アゴーギク&ディナーミク)で雄大に聴かせてくれます。荒れる行進曲など鳥肌モノです!! 再現部も同様で、第一主題回帰から騎行は派手で激走してくれます。最高ですね。コーダになると「もう終わりか…」という気分です。

タクトが下りて暫くオーディエンスは静まり、その後 大喝采と湧き上がるブラボーです。ゾクゾクする様な見事な最終楽章でした。


王道基本ながら色付けが上手く堂々見事なマーラー6です。隠し味のアゴーギクが絶妙です。指揮者と一体の演奏も見事で破綻の影さえもありません。録音もよく、完成度の高さに寄与していますね。

CD化を熱望しますね。これだけ素晴らしいマーラー6番もそうそうありません。(唯一残念なのは一発目のハンマーの音だけが小さい事ですが、二発目OKなのでミキシングの問題でしょう)



CDではないので「マーラー第6番聴き比べ:70CD」にアップ出来ないのが残念です。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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