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2019年9月20日 ヴァイグレ/読響『マーラー 交響曲 第5番』at サントリーホール


季節が秋風に変わった東京、清々しい空気の六本木一丁目まで行ってきました。ヴァイグレ/マーラー5番の三日連続公演の初日です。(後二回は東京芸術劇場)

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この四月から読売日本交響楽団第10代常任指揮者に就任したセバスティアン・ヴァイグレ(Sebastian Weigle)さんですが、恥ずかしながら殆ど知見がありません。と言うわけで、今回がその個性と手腕を楽しむチャンスとなりました。(カンブルランは以前から現代音楽を振っていましたからね)





マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調

第一部
tpが少し怪しいですが、ファンファーレがまずは派手。葬送行進曲はスロー低重心、第一トリオ速くて激しく、第二トリオは哀愁、コントラストの明確な流れでした。
第二楽章第一主題は速くて荒っぽい良い気配から、第二主題は哀愁よりも力強さを感じましたね。展開部のvcは優しい美しさがありました。期待を抱かせる第一部だったのですが。

第二部
スケルツォ主題もレントラー主題も優雅さがありません。その一つの理由はhrの破綻でしょう。その後もオブリガートhrは安定せず、他の管楽器もまとまりに欠けました。この楽章に欲しい優美さは感じられませんでした。強音パート、ラストは荒れ気味で面白かったのですが。

第三部
アダージェットは夏の夕陽の様な暖色系で濃厚。トリオさえも力強さを見せてきます。近年珍しいですね。最終楽章、第一主題と第二主題の絡みは管楽器にまとまりがありません。その後もそこが足を引っ張った様な... コデッタは一転して実に優美でしたね。この流れを第三楽章に作ってくれればgoodだっのですが。展開部の山場、再現部は山場からラストはほぼトゥッティの爆演ですから管楽器は馬脚を現さずに済みました。

ヴァイグレさんは速く激しいパートと優しさを対比させ、アダージェットの様な個性も見せましたね。演奏が着いていければ…





ちなみに前半の『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番』もメリハリがあり、まとまりもある演奏でした。全体的には古典色の強いマイルドな味わいでしたね。
pf:ルドルフ・ブッフビンダーは想像以上に流麗さのタッチでした。アンコールの"テンペスト第3楽章"の方が力感もあって、ブッフビンダーらしかった気がしましたね。



聴きに行ったのはマーラーだっのですが、良かったのはベートーベンの方でした。いずれにしてもヴァイグレさんはメリハリをはっきりさせた流れを作りそうですね。

読響管楽器群が頑張ってくれるとこれから楽しそうです。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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