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マイルス・デイヴィスの『ラバーバンド Rubberband』と そのオリジナル・セッション『The Last Word』


Rubberband
(Miles Davis, 1926/5/26 - 1991/9/28)
以前から存在は知られていたラバーバンドが発売になりましたね。でも これには編集前のオリジナルThe Last Word』が存在し、流出した事があります。その中で "Maze", "See I See", "Rubberband" の三曲がラップしています。bootleg盤の "Black Album" にも入っていましたね。

今回はそんなThe Last Word』にも入っているオリジナル・セッション三曲の、違いをインプレしようと思います。

"Maze" や "Carnival", "Wrinkle" などはbootleg盤のライヴでも多々取り上げられて、一部はCD "TuTu Delux Edition" にも入っていますね。


マイルス・デイヴィスが生きた時代と
若い頃はM.Davisの大ファン、特に電化後、でした。リアルタイムで驚いたのはやはり1970年の "Bitches Brew" ですね。当時は高価なレコードでした。

来日コンサートは三回行っています。忘れられないのは■1981年淀橋浄水場跡地でのライヴ。復活直後で体調の優れないマイルスに寄り添ってフォスターが出てきたを思い出します。まだ小さかった娘と一緒に芝生で楽しめた■1988年ライブアンダーザスカイ、ベストは学生時代でマイルスの活動休止前■1975年(確か2月)の新宿厚生年金会館でしょう。荒っぽかったこの日の方がバランスの良い名盤 "アガルタ", "パンゲア" よりマイルスらしいと思うのは自分だけでしょうか。(この年の録音は他にも有ってみんなHighになっています)






Maze
今回リリースは、オリジナル冒頭約2'のハイテンポのパートをカットし、ファンク色がかなり濃くよりポップなパートからスタートしています。その他サックスの絡むパートのカットもあり、大幅に短縮していますね。
オリジナル スタートのスピード感から、テンポダウンしてファンクになる変化がマイルス・バンドの様な… 演奏自体は極端な変更は感じられませんが楽曲構成はかなり異なります。


See I See
ここでもオリジナルと入りが異なります。冒頭30"のシンセのパートをカットしてベースの刻むリズムからの入りにしていますね。それによって曲のイメージが変わる様な変化はないでしょう。でもコンサートでは効果的と思えるバラードの様なプロローグは無くなりました。ラストもオリジナルではマイルスのソロで終わりますが、カットされてフェードアウトしています。


Rubberband
ここでも入りのボコーダーの様なベロベロベーが10"ほどがカットされて、それがラストに来ています。オリジナルの方が取って付けた様な不自然さを感じるので、これが本当のヴァージョンかも。
随所のマイルスの"ベロベロベー"は残されていますね。(笑) 他には途中割込むシンセのパートが少し異なるでしょうか、そしてギターパートは逆にカットされいてた部分を復活させている様です。

ちなみにLiveでは'85のチューリッヒで演奏が残っています。ベースの刻むリズムとマイルスのフレーズはそのままですが、ベロベロベーはありませんね。途中のシンセのパートからの長いギターも再現されますね。ハードな演奏になってはいますが、演奏時間も今回リリースと同じくらい。ラストはカットの可能性も。



まず演奏自体に大きく手を入れていないのは好感が持てました。一部カット再構成ですね。

セッションでもライヴの構成感を持たせたのがオリジナルとすれば、ワーナー的にポップにまとめたのが今回のリリースと言うイメージでしょうか。



今やマイルスの音源は セッション中の全録音や、テープ音源の様なLive、等々果てし無いほどリリースされてしまいました。全貌が味わえるのは嬉しいですが マイルスはどう思っているでしょう、などと考えてしまうのは ジジイの懐古的感傷ですねw


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽





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