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マドリード・レアル劇場公演 モーツァルト 歌劇「イドメネオ」を NHKプレミアムシアターで観る

本年2月のTeatro Real、モーツァルト中期のオペラ「イドメネオ, Idomeneo」ですね。人気オペラはこの後の後期モーツァルト得意のオペラ・ブッファ時代です。それ以前のオペラ・セリア時代作品ですから背景はギリシャ神話、演出のロバート・カーセンどんな作品に作り込んでいるのか楽しみですね。



(ハイライトシーンです)



演出
時代を現代に設定し、トロイアの人達と王女イリアが難民キャンプに、ギリシャ側のイドメネオ達が軍人たち、です。亡命したアルゴスの王女エレットラはもちろん軍服です。ストーリー的にはアヴァンギャルドさはありませんね。残念なのは舞台や情景や人物が全体的にもっさりとした事でしょうか。登場する合唱団員も100人以上で動き少なく、それも足を引っ張っていた様な気がしました。

舞台・衣装
舞台をシンプルに大きく使う印象で変化は少ないですね。舞台装置・衣装は現代風、そして荒れる海など背景はプロジェクションマッピングを大きく使います。今の時代のオペラらしい設定ですね。

配役
男性陣、タイトルロールのエリック・カトラーのテノールに冴えがありませんでした。イダマンテ役のポルティージョの方が演技共に上回った感じでしょうか。
女性陣、イリア役のアネット・フリッチュのsopは今ひとつでしたが、エレットラのエレオノーラ・ブラットは声も伸びがよく、演技も良かった気がします。
ただ残念ながらいずれも惹きつけてくれる様な配役ではなかった様な…

音楽
チェンバロ伴奏で歌うレチタティーヴォ・セッコがあるのが時代を感じますね。オケは基本的に抑え気味の感じがしました。


主役陣と舞台の流れが平板・フラットでやや退屈に思え、長いオペラに感じてしまいました。3時間のオペラですから、演出か配役でもう少しスパイスを効かせて欲しかった気がします。

実はこの公演は海外では珍しくダブルキャストだった様で、もう一方のキャスティングはどうだったのかな?!などと思ってしまいました。



<出 演>
 ・イドメネオ:エリック・カトラー [Eric Cutler]
 ・イダマンテ:ダビー・ポルティージョ [David Portillo]
 ・イリア:アネット・フリッチュ [Anett Fritsch]
 ・エレットラ:エレオノーラ・ブラット [Eleonora Buratto]
 ・アルバーチェ:ベンジャミン・ヒューレット [Benjamin Hulett]

<合 唱> マドリード・レアル劇場合唱団
<管弦楽> マドリード・レアル劇場管弦楽団
<指 揮> アイヴァー・ボルトン [Ivor Bolton]
<演 出> ロバート・カーセン [Robert Carsen]


収録:2019年2月25・27日 マドリード・レアル劇場(スペイン)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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