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『マーラー 交響曲 第5番』«ネット配信» アレクサンドル・ブロック / リール国立管弦楽団 2019年6月25日


アレクサンドル・ブロック, Alexandre Bloch
(リール国立管弦楽団, Orchestre national de Lille)
フランス人指揮者のブロックが2016年から音楽監督を務めるリール国立管を振ったマーラー5ですね。リール国立管と言うとどうしてもジャン=クロード・カサドシュ(Jean-Claude Casadesus)が1976年に創設して長く音楽監督を務めたイメージが強いですね。(カサドシュとリール国立管はマーラー5番のCDも残しています)
仏放送局"france musique radio"ウェブサイトからの配信です。

▶️ こちら (賞味期限は短いのでお早目に)




マーラー 交響曲 第5番
(2019/06/25 at Basilique-Cathédrale de Saint-Denis)

20190625AlexandreBloch-Mahler5.jpg


第一部
第一楽章葬送行進曲は静的で重厚さを避け、ファンファーレの回帰も抑え気味です。第一トリオは明瞭に広げますが荒々しさはありませんね。第二トリオの哀愁もほどほどです。第二楽章第一主題は適度なアップテンポと緊迫感を付けています。第二主題も程よくテンポを落として哀愁のコントラストを付けています。クセも個性もあまり感じませんが。展開部・再現部も特徴は薄く、クセのない教科書的な第一部ですね。

第二部
スケルツォ主題は少しもっさりしている感じです。オブリガート・ホルンが今ひとつだからかもしれません。レントラー主題は緩やか優美ですが纏まりがよくありません。第三主題ももっさりとした印象です。短い展開部で締まりを取り戻しますが、再現部は各主題の纏まりがやっぱり良くない感じです。見晴らしの良くない第二部です。

第三部
アダージェットは弦楽パートなので本来バランスが良いはずですが、細かな揃いが足りていない感じです。トリオで妙な揺さぶりがあります。第五楽章第一第二主題の絡みにクセはありませんね。コデッタも特徴はありません。展開部山場から再現部は揃いが悪く、そのままコーダへなだれ込みます。ラストは力技です。


流れも演奏も全部が今ひとつのマーラー5です。流れはクセもない代わりに個性もなく、演奏は大きな破綻はありませんが切れ味のあるパートも見つかりません。

指揮者とオケの全体印象はカサドシュが振ったマーラー5と似ているのかもしれません。



CDではないので「マーラー第5番聴き比べ:175CD」にはアップしません。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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