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ミラノ・スカラ座 2018/19シーズン開幕公演 歌劇「アッティラ」をNHKプレミアムシアターで観る

先月上演されたばかりのミラノ・スカラ座 今シーズン開幕、ヴェルディのオペラ「アッティラ」(全3幕) が早くも登場ですね。


TeatroAllaScala_Attila_2018-2019.jpg
(写真はオフィシャルサイトよりお借りしました)

もちろんフン族の王アッティラの話(悲劇)で、D.リーヴェルモルによる新制作です。


演出

今の時代としてはアヴァンギャルド性は低く、衣装を時代考証に合わせれば古典的と言ってもいいかもしれませんね。レオーネがローマ法王本人として出てくるくらいで、ストーリーにも手をつけている様子はありません。特徴的なのは今では少数派?の大仰な舞台設定です。


舞台・衣装

派手なせり上がりや実車を配置した舞台は馬や火まで使われ、背景は複雑なプロジェクション・マッピング、狭い舞台に人と物が溢れかえります。
衣装は一部世紀末的な衣装も含まれて、近現代を基調にしている様で合っていますね。


配役

タイトルロールのアブドラザコフ、エツィオのペテアン共にバス・バリトンなので重厚さ前面と思いきや、そこまでは重くありません。アブドラザコフはスマートな演技も良かったですね。フォレスト役サルトーリはテノールも凡庸で、太り過ぎ以外の印象は残りません。ベルリン国立歌劇場2018公演「マクベス」にも出ていましたが、イマイチでしたね。今回はオダベッラに完全に食われていましたw
女性陣はその紅一点オダベッラのエルナンデスが役柄ぴったりに圧倒するsopを聴かせてくれましたね。
アリアや重唱の後に大きな拍手が少なかった気がしますが、それが全体印象でしょうか。(ポーズを決めて拍手を煽りますが)


演奏

シャイーにしては前に出てくる印象はありませんでした。確かに山場を速めに持って行くのはありましたが。



スマートなタイトルロールと押出しのオダベッラ、そして凝った舞台でした。が、それ以上でもそれ以下でもないといえば、それまでなのですが。



<出 演>
 アッティラ:イルダール・アブドラザコフ [Ildar Abdrazakov]
 エツィオ:ジョルジュ・ペテアン [George Petean]
 オダベッラ:サイオア・エルナンデス [Saioa Hernandez]
 フォレスト:ファビオ・サルトーリ [Fabio Sartori]
 ウルディーノ:フランチェスコ・ピッターリ [Francesco Pittari]
 レオーネ:ジャンルカ・ブラット [Gianluca Buratto]

<合 唱> ミラノ・スカラ座合唱団
<管弦楽> ミラノ・スカラ座管弦楽団
<指 揮> リッカルド・シャイー [Riccardo Chailly]
<演 出> ダヴィデ・リーヴェルモル [Davide Livermore]


収録:2018年12月7日 ミラノ・スカラ座(イタリア)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
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