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2019年1月10日 コパチンスカヤ/大野和士/都響 の『シェーンベルク : ヴァイオリン協奏曲』at サントリーホール

本年の初コンサートは待望のパトリツィア・コパチンスカヤの現代コンチェルトを楽しみに六本木まで行ってきました。

20190110SuntoryHall.jpg


この曲がコパチンスカヤにぴったりな事はわかっていましたから、名盤を含む事前の4CD聴き比べもして準備OKですね。もちろんチケットは完売だったそうです。





ヴァイオリン協奏曲 Op. 36
アルノルト・シェーンベルク (Arnold Schoenberg, 1874-1951)

第一楽章
第一パートまずは主要主題を幽玄美で入ると主音列を切れ味で繋げました。そこからが十二音技法の展開なのですがわかりませんね。流れに切れ味と幽玄さはあるのですが、コパチンスカヤらしい大胆さが感じられません。小刻みなテンポで変奏を繰り広げる第二パートでも変化は少なめ、技巧的で神経質な音色が響きます。第三パートのカデンツァは静的スローをベースですが、期待した激しい切れ味が今ひとつ出て来ません。
第二楽章
第一楽章の残映の様な楽章になりました。入りのソロの第一楽章の主音列回帰は神経質で鬱な音色、トリオでは流麗に表情変化はあるものの音が前に出て来ません。都響にパワーがあったにしても、です。
第三楽章
流れが変わったのは、ここからでした。旋律感のあるvnの主要主題は明らかに元気が出てキレキレで再現するたびに表情を変化させましたね。音圧も上がり、コパチンスカヤらしさが動きにも現れました。
カデンツァは繊細さも合わせて奏でてくれましたが、遠慮せずに全面キレキレの力感でも良かったかと思いました。ラストはオケもパワープレイで応えてくれましたね。
期待したのは、大胆で奔放な炸裂するvn。そうではありませんでたね。繊細・幽玄に軸足、と言えばいいのでしょうか。第三楽章の元気さが始めから欲しかった、というのが正直な処です。
都響が元気だったので、余計にそう感じたのかもしれませんね。(パワープレイがあれば良いのか?というのも今の大野/都響には感じる事もあるわけですが…)



白のドレスに裸足のコパチンスカヤ、練習不足という事ではないでしょうがコンチェルトなのにスコアを準備していましたね。(事前に置かれたスコアと登場時自ら持ち込んだスコア)
個人的コパチンスカヤの期待値が高過ぎたのでしょう、彼女らしい大胆さが今ひとつ薄味に感じてしまいました。

予習で聴き込んだお気に入りのエディンガー(vn)/マデルナ盤が一番の原因かも⁈w


体調不良をおして行ったため、後半(ブルックナー/交響曲第6番)はエネルギーが持ちませんでした。



テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
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