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2018年12月15日 ジョナサン・ノット/東響 の『アメリカ(ヴァレーズ) | 英雄の生涯(シュトラウス)』at サントリーホール

今年最後のコンサート、晴れて寒い日が続く様になった東京・六本木まで行ってきました。


20181215_SuntoryHall.jpg


ヴァレーズとR.シュトラウスという楽しみな組合せで、J.ノットとなれば聴きに行かない理由がありませんね。前半も一工夫入れて、Wメインの様相です。
事前予習は同二曲構成のCD、メッツマッハーです ➡️ こちら



密度21.5 (無伴奏フルートのための)
アメリカ (1927年改訂版)
・エドガー・ヴァレーズ (Edgard Varèse, 1883-1965)

ノットは異なる印象の曲を序奏の様に置くのが好きですが、今回もシンプルなflソロ小曲を大編成オケ"アメリカ"に繋げました。
まず入りから明白な強音の切れ味に重心を置いた音色が炸裂です。特徴的なハープの等拍リズムとサイレンは間合い良く挟まれて響きましたね。打楽器は繊細さと大胆さを打ち分け、強音の空間の響きはホールを揺るがせました。中盤以降での独特のリズム感も生きていましたね。全体を緊張感で漲らせ、圧倒するパワーゲームはお見事‼︎
強烈な響きと緊張感は静音パートを凌駕して、ヴァレーズらしい鳴りと響きを轟かせてくれました。最高の"アメリカ"の一つだったでしょう‼




交響詩「英雄の生涯」Op.40
・リヒャルト・シュトラウス (Richard Strauss, 1864-1949)

[1. 英雄] 主テーマは精悍さをかなり速いテンポで表しました。
[2. 英雄の敵] は敵の揶揄する様な音色が強め。
[3. 英雄の伴侶] 伴侶vnの優しさと励ましが厚めのボウイングで、オケの英雄との会話が図太い伴侶に感じましたね。出来れば薄いボウイングの繊細さで寄り添う伴侶が好みでした。
[4. 英雄の戦場] 敵の管群と英雄のHr+弦が豪快に奏でられ、ノットらしさが見事に生きましたね。
[5. 英雄の業績] 前半は力感を引継ぎましたが、後半の静寂が厚めでコントラストの弱さが気になりました。
[6. 英雄の隠遁と完成] 心の平穏を静かに奏でて欲しい処でしたが、やっぱり音色が厚かった気がします。
概ね厚めにバランスした感じで、英雄と伴侶を中心とする濃淡・強弱のコントラストが弱かった気がしました。
ソロvnと緩徐パートに澄んだ静音があったら素晴らしかったと思います。




なんと言ってもアメリカでしょう。ヴァレーズらしいクラスターの響きが最高レベルで楽しめました。今年最後のコンサートが当たりで良かったです

録音されていたのでCD化されるでしょうね。楽しみが一つ増えました。


ヴァレーズ "アメリカ"は2015-4/18のメッツマッハー/新日フィル以来でした、今回の方が好みですね。


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
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