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2018年12月10日 アラン・ギルバート/都響 の『春の祭典』at サントリーホール

11月はコンサートを入れていなかったので久しぶりのサントリーホール、都響定期第868回です。

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12月なのにテーマは"春"。"フィンガル"と"春祭"はコンサートでおなじみですが、シューマンは今や聴く事が殆どないのでバーンスタイン盤だけでなく古典色濃いガーディナー盤も聴いて来ました。(別の曲みたいですね)
聴く事が多い"春祭"は、今回G.ヒメノ盤とV.ペトレンコ盤で聴き比べインプレ実施ですね。➡️ こちら





序曲 フィンガルの洞窟 Op.26
メンデルスゾーン (Felix Mendelssohn, 1809-1847)

頭で鳴っているのがバーンスタインというのがありますが、ここではアゴーギクを押さえてやや速めでしたね。ディナーミクもスコアを超えるようなスリルはなく、この曲としてはさっぱりとした感じでした。


交響曲第1番 "春" 変ロ長調 Op.38
シューマン (Robert Schumann, 1810-1856)

第一楽章は軽快さがある宮廷祭典音楽風、第二楽章の緩徐は重心を低くして第三楽章スケルツォよりも重厚で、第四楽章には特徴を感じられませんでした。
ソナタ提示部の反復や、主題間の変化の薄さ等 本来古典の色合いが強くて厳しい楽曲ですが、ギルバートのタクトは今ひとつ全体像が掴みづらかった感じです。


春の祭典
ストラヴィンスキー (Igor Stravinsky, 1882-1971)

第一部"序奏"は静かなる変拍子とポリフォニーを生かして欲しかったのですが、速めで音の厚さが気になりました。続く"乙女達の踊り"は激しいリズム感に一体感が感じられません。"春の輪舞"は静音が厚くて鬱な優美さが弱く、後半の激しいコントラストに繋げられません。良かったのは第一部後半の一体感ある炸裂の素晴らしさ、聴かせてくれましたね。
第二部前半も神秘的な静寂の流れを作れません。どうしても静音パートに弱さを感じました。"祖先の儀式"から"生贄の踊り"は本来なら一番の聴かせ処ですが、静音とのコントラストがしっくり来ませんでした。

この曲ならではの煌めく色彩感は弱かったのですが、終わってみれば拍手喝采👏、都響メンバーも大満足な様子。またもや駄耳の証明になってしまいました。
第一部ラストが素晴らしかったので良しと言う事ですね。



出し入れの強い三曲が並びましたが、A.ギルバートの印象は流れは速めでアゴーギクは弱め、弱音を強調しない感じでしょうか。
個人的には弱音パートの幽玄さや神秘感、コントラストが薄い感じです。

2016年のマーラー5番は素晴らしかったのですが、2017年の都響では今回と同じ様な印象でしたね。




テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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