FC2ブログ

おすすめの現代音楽家 シモン・ステン=アナーセン(Simon Steen-Andersen) の『Pretty Sound』


シモン・ステーン=アナセン
(Simon Steen-Andersen, 1976/4/24 - )
デンマークの現代音楽家でインスタレーション芸術家で、コペンハーゲンで習った後 デンマーク国内のオケで在籍作曲家として活躍しています。現在ベルリン在住で、2018年からはスイスのベルン芸術大学で作曲の教授職についています。

その過激なインスタレーション作品は、ダルムシュタットやドナウエッシンゲン等々からの委嘱で知られていますね。ベルンハルト・ガンダー(Bernhard Gander)と並び、少しマイナー系の現代音楽家として好きな一人です


Pretty Sound
solo and chamber music
室内楽とソロの作品集になりますね。2000年代の作品で10年ほど前になりますが、それでも十分に今の時代の欧前衛現代音楽が楽しめるでしょう。
演奏はノルウェーの現代音楽アンサンブル"Asamisimasa"になります。パーカッション曲は設立メンバーのホーコン・ステーネ(Håkon Stene)です。ちなみにこのアルバムがCDデビュー作になりますね。






On And Off And To And Fro (2008年)
  for saxophone, vibraphone, cello and three players with megaphones
"On And Off"と"To And Fro"の2パートの曲です。奇妙なリズムに乗ったノイズ系で、三つの楽器は反復でありクラスターパルスであり会話ですね。メガフォンからは吐息を拡大した様な異音wが絡んで来ます。電子処理やサイレンもありますね。特徴的なのは、何と言っても前半の茶化した様なリズム感でしょうね。遊び心いっぱいの曲調で最高です

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  お茶目なリズム感は少し弱めですね



Rerendered (2003年)
  for pianist and two assistants
プリペアードされたピアノを電子処理していますね。そしてアシスタントも参加しての混沌の特殊奏法です。もちろん無調、というかピアノを料理しているかの様な音?構成で、2009年の"Pretty Sound"(本CDタイトル曲)から2014年の傑作、落下破壊ピアノ協奏曲"Piano Concerto"につながる作品でしょう。アナーセンのpfに対するこだわりを感じますね。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  映像付きのインスタレーションですね。
  特殊奏法の説明付きのスコアを見ながらなら → こちら



In Her Frown (2007年)
  for two performers
二人のパーフォーマンスで、穴を空けた紙を使ったノイズですね。マイクの前で吹いた紙の振動音、呼吸や口をポコポコさせた音、電子処理の音、それらを左右の位相で鳴らしています。それが10分続きますw これにもスコアがあるはずで、見てみたいですよね。


Pretty Sound (Up And Down) (2009年)
  for piano
板で88keysを一度に叩く様なエアロビスク的要素をピアニストに要求とライナーノートにあります。とてもまともにpfを弾く曲ではありませんね。暴力的にpfに対峙していて弾くというよりも叩き壊すつもりの様相です。その中に特殊奏法の微音ノイズや電子処理音も絡めます。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  ショートクリップですが、様相はわかります



Study For String Instrument #2 (2009年)
  for cello, electric guitar and whammy pedal
もちろんノイズ系です。vcのグリッサンドとelecギターのワーミーペダル音のデュオで、ギュイ〜ン・グリグリ〜っていう感じです。



まさに前衛現代音楽の極みの一つでしょうね。嫌いな人には全く縁のない音楽?になります。普通のクラシックファンの方は怒るかも。今はもっと過激になっているのですがw
でも嫌いかどうか、一度YouTubeで覗いてみてくださいね。味見することは新しい世界を覗くことになりますから。



♬ 現代音楽CD(作曲家別)一覧
🎶 北欧現代音楽CD(作曲家別)一覧


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kokoton

Author:kokoton
.
    



後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




ようこそ
カテゴリ
ありがとう