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ダニエル・ハーディング / スウェーデン放送響 の『マーラー 交響曲 第5番』を聴く


同年代中堅指揮者三人のマーラー交響曲 新譜CD三連続インプレの最後は、第5番でD.ハーディングです。(クルレンツィス:b.1972年、ネトピル, ハーディング:b.1975年)



ダニエル・ハーディング (Daniel Harding, 1975 - )
スウェーデン放送交響楽団 (Swedish Radio Symphony Orchestra)

コンサートでは相性の悪い指揮者の一人、ハーディングです。この曲もコンサートでは新日フィルとパリ管で聴いていますが、パリ管ではとてもクセの強い演奏でした。このスウェーデン放送響との第9番のCDは良かったですが、第5番はどうでしょう。
現在はパリ管と本CDスウェーデン放送響の音楽監督ですね。


マーラー交響曲第5番 175CD聴き比べ」もご参考下さい



マーラー 交響曲 第5番



第一部
第一楽章提示部主要主題はスローで揺らぎを入れていますがやや間延び気味。第一トリオでは激しさというより派手やかに、第二トリオも微妙な揺らぎを入れていますね。第二楽章第一主題は明瞭に、第二主題も揺らぎをなくして素直な響きです。再現部・展開部も激しさは控えめで、第二主題は緩め、弱めのコントラストに感じます。

第二部
スケルツォ主題は優美ですが揺らぎを入れて、レントラー主題はあっさり感ですね。再現のvnの方が優美です。第三主題はスローを強めにして落としています。展開部・再現部も刺激な抑えめで印象はスローが勝っている感じですね。obl.hrの鳴りは良かったです。コーダは異常な速さです!

第三部
アダージェットは速めで入り後半スロー化ですが終始物静かに。山場も控えめ中間部でも冷静で好きなクールな展開ですね。中間部の揺らぎは気になりますが。最終楽章は第一第二主題が心地よく絡んであげてゆき、コデッタ(第四楽章中間部の変奏)は軽快に現れます。展開部・再現部の山場からコーダは興奮は抑え気味に、フィニッシュでいきなりのアッチェレランドです。(第三楽章と似ていますね)



今ひとつスカッとしない、独特の揺らぎも気になるマーラー5ですね。抑えた強音パートとスローの印象が強く残りますね。

ふとパリ管との来日公演の同曲を思い浮かべました。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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プロフィール

kokoton

Author:kokoton
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後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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