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テオドール・クルレンツィス / ムジカエテルナ の『マーラー 交響曲 第6番』を聴く


テオドール・クルレンツィス (Teodor Currentzis, 1972 - )
ムジカエテルナ (MusicAeterna)
クルレンツィスとムジカエテルナ、今注目度の高いセットですね。ギリシャ人指揮者でテミルカーノフのアシスタントから、2004年にムジカエテルナを創設し音楽監督となっています。この9月から南西ドイツ放送交響楽団(SWR Sinfonieorchester)の首席指揮者も務めていますね。
個人的にはメリハリを強くしてくるタクトを感じてしまいますが、ここではどうでしょうか。

マーラー交響曲第6番 55CD聴き比べ」もご参考下さい



マーラー 交響曲 第6番



第一楽章
第一主題は切れ味鋭く、モットーで約束通りに落とすとアルマの主題を情感強く奏でます。見晴らしの良い提示部です。展開部も挿入部のスロー静と前後の速い切れ味のコントラスト付けを明確にしていますね。チェンジペースの際にしゃくる様な妙な揺さぶりを付けているのは気になりますが。

第二楽章
スケルツォです。主要主題はここでも速く切れ味、中間部は少し落として優美さを色付け。チェンジペース時の揺さぶりはしっくりきませんが。

第三楽章
主要主題は少し揺さぶりを感じますね。細かなアゴーギクとディナーミクを組合せた感じです。違和感が… 副主題は楽譜指示通り情感を高めます。中間部は明るさと広がりを付けています。濃い味付けですね。

第四楽章
気になる序奏は緩やかさ主体です。第一主題は対比させる様に締まった流れを作ります。決して暴れません。第二主題はテンポ変化を抑えて軽妙です。展開部・再現部も強音パートにアゴーギクを振って波をうまく作っています。勇壮な行進曲や騎行は締まって見事ですね。一体感が出てきて心地良い最終楽章になっています。



計算づくのマーラー6です。強音パートも型崩れはしませんし、スローも退屈に落ちる事もありません。静はスロー、強音パートは切れ味でファスト、アゴーギク主体のコントラストをピシッと付けています。時折気になる細かな揺さぶりもスパイス。

でも、やっぱり聴き終わった全体印象はくどい気がしますね。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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プロフィール

kokoton

Author:kokoton
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後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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