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2018年10月19日 ソリスト途中退場の大ハプニング‼︎ 大野和士/都響 の『マントヴァーニ と サン=サーンスの交響曲第3番』at サントリーホール

10月なのに天気の良くない日が続く東京ですが、フランスセットを楽しみに六本木まで行ってきました。


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今日の個人的メインはもちろんB.マントヴァーニですね。現在の仏現代音楽の主役の一人で、『2つのヴィオラと管弦楽のための協奏曲』のCDはインプレ済み(→ こちら)です。今回のヴィオラ二人もCDと同じ師弟コンビ、タベア・ツィンマーマン(Tabea Zimmermann)とアントワン・タメスティ(Antoine Tamestit)、で現代音楽を得意とする素晴らしい組合せです。今の時代の多様性の現代音楽、出し入れの強い旋律感のある音楽を作るマントヴァーニ、ですから 大野さんが得意としそうでワクワク感がありますね。

♬ 現代音楽CD(作曲家別)一覧





2つのヴィオラと管弦楽のための協奏曲 (2009年)
ブルーノ・マントヴァーニ (Bruno Mantovani, 1974 - )

前半の2vaカデンツァ、まずここから鳴りの良さと流れの良いボウイングの素晴らしいvaに驚きました。
そして突然と起こるオケの刺激音、割り込むオケと言いたいところですが、こちらはどうもマイルドです。va主導は良いのですがコントラストの弱さを感じましたね。
全休符後の後半も前半同様の見事なカデンツァで入りますが、オケのクラスターはやっぱり弱目です。管楽器、特に金管の弱さを感じましたね。

一番驚いたのは、後半途中で いきなりタベアが退場‼ けっこう長く10分以上ステージ不在で、全員手持ち無沙汰で待つ前代未聞の摩訶不思議さ。︎もちろん初体験でしたw

陰鬱美的なVaを食ってしまう様なクラスターのオケを期待しましたが、はずれました。大野さんはvaを引き立てる作戦に出たのでしょうか⁈。CDよりも弱く、マントヴァー二らしさが不足した様な...




交響曲第3番 ハ短調 op.78《オルガン付》(1886年)
カミーユ・サン=サーンス (Charles Camille Saint-Saëns, 1835-1921)

【第一楽章】
前半は循環主題を明瞭に、木管の第二主題を.....などと書こうかと思ったのですが、可もなく不可もなし的な印象。後半緩徐のオルガン登場はやや強調した感じもありましたが、甘美さが今ひとつ。
【第二楽章】
前半も後半も音の鳴りを大きくパワーを見せて拍手喝采でしたが、それはこの曲の持っている本質の様な。何かスパイスがあれば素晴らしかった気がしました。
頭にあるミュンシュとの比較になってしまいますが、各楽章に色付けが薄かった気がしました。




大野さんらしさはサン=サーンスの第二楽章のパワーと鳴りの良さだったのでしょうね。
残念だったのはマントヴァー二のオケの炸裂クラスターが不発弾になってしまった事でしょうか。でも2人の素晴らしいvaが楽しめてハプニングのおまけ付きwでしたから満足でしたね。



番外ですが、右隣席のオバさんは演奏中にパンフレットのページをめくり堂々と咳をして、左隣席のオジイさんはガムをクチャクチャ。どんなに気を使ったとしてもコンサートホールでは音がきになるはずなのですが…
コンサートのご老人は他よりも常識人が多い気がしますが、それでも近年困ったちゃんが増えています。





テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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kokoton

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後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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