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Bang On A Can メンバー、マイケル・ゴードン(Michael Gordon) の『weather』を聴く


マイケル・ゴードン
(Michael Gordon, 1956/7/20 - )
久しぶりに本ブログご贔屓の米現代音楽Bong On A Can(以降BOAC)メンバーの紹介ですね。創設メンバーの一人で、同じく創設メンバーでもあるジュリア・ウルフ(Julia Wolfe)の旦那さんのM.ゴードンですね。

米現代音楽BOAC、及びBOAC-All Starsについては過去たっぷりとインプレ済みですので割愛させていただきますね。興味のある方は"Bong On A Can"で本ブログ内を検索、もしくは➡️から参照ください。 ♬ 現代音楽CD(作曲家別)一覧


weather
少々古いアルバムになりますが、アンサンブル・レゾナンツ(Ensemble Resonanz)により委嘱された作品ですね。アンサンブル・レゾナンツは1994年創設の独ハンブルグを拠点とするアンサンブルで、現代音楽を意欲的に取り上げています。今までに藤倉大さんともコラボしています。注目のヴィオリスト:タペア・ツィンマーマンをソリストとして迎えていて、2013年には来日も果たしていますね。
また本ブログ一押しの現代音楽家ベルンハルト・ガンダー(Bernhard Gander)の傑作アルバム"Monsters and Angels"でも既に紹介済みです。

楽曲はPart I〜IVの4曲構成の弦楽アンサンブル作品です。演奏は同アンサンブルになりますが、指揮がBOAC創設メンバーのエヴァン・ジポリン(Evan Ziporyn)になりますね。本アルバム収録(1997年)時点ではまだメンバーでした。レーベルもBOACのNonesuchで、もちろんBOAC活動の一環で出したアルバムと言う事になるでしょう。






Weather One, for Madeline and Sidney Gordon.
雷鳴から始まる弦楽ミニマルで、躍動あるポリリズムの組合せです。そこに乗るのはエレクトロニクスでしょう。後半で表情が繊細化しますが、リズム感は変りませんね。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  少し荒っぽい演奏かもしれません。


Weather Two, in memory of Bette Snapp.
ノイズが乗ったややスローの葬送風なミニマルベースの弦楽曲ですね。そこにジビレ・ウルフ(Sibylle Wolf)のvnソロが切れる様なロングボウイングの音色で重なります。全体的にはジャリジャリとしたエレクトロニクスのイメージです。ラストはノイズが消えて、電子音打楽器と切れ味になります。


Weather Three, in memory of Dafna Ester Zamarripa-Gesundheit.
サイレンの音で#2とアタッカで繋がっています。複数のサイレンがうねる様にこだまし、電子ノイズが吹き抜ける風の様に重なります。後半になって重低音の電子音(シンセサイザー?)がドローンの様に出現してサイレンと共鳴しながら進みます。圧倒する面白さです


Weather Four, for Ensemble Resonanz
神経質な弦のミニマルと重低音エレクトロニクス、電子パーカッションの三者邂逅です。後半は縺れて混沌風になりますが、あまり目新しさはありませんかね。



四つのパートが特にweatherの表現になっているかはライナーノートにはありません。調性のある弦楽ミニマルとエレクトロニクスです。その中で一風変わったサイレンの様な音の#3の世界は面白いアプローチで、当時のBOACとしては革新的アプローチな感じがします。

エレクトロニクスは"Rhythm programming : Henry Jackman"とありますね。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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