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英国ロイヤル・オペラ ジョルダーノの歌劇「アンドレア・シェニエ」をNHKプレミアムシアターで観る


ウンベルト・ジョルダーノ(Umberto Giordano, 1867-1948)のオペラ『アンドレア・シェニエ』、フランス革命を基にした悲劇ですね。
HNKプレミアムシアターでは今年1月にミラノ・スカラ座の開幕公演を放映しました。その時のメインキャストはマッダーレナ役のアンナ・ネトレプコでしたが、今回の2015年英国ロイヤル・オペラはタイトルロールのヨナス・カウフマンですね。


2015AndreaChénier-RoyalOperaHouse
(画像はオフィシャル・サイトより)



演出

数多くのオペラの演出を手掛けるデイヴィッド・マクヴィカーですが、王道的で安心して見られる一方で時代の流れには少々欠ける気がします。昔からの舞台仕立てが好きな方には人気でしょうね。


舞台・衣装

豪華絢爛的な貴族屋敷、市民の暮らしもそれらしい舞台設定ですね。衣装も同様に時代背景を読んだ様に貴族は貴族らしく、市民は市民らしく、と今や懐かしささえ感じる設定です。


配役

まずはタイトルロールのカウフマンですが、堂々たる流石の声の通りでした。涎を垂らしてのアリア熱唱はひけますがw ジェラールのジェリコ・ルチッチは声ぼちぼち演技表情良好といった感じでしょうか。
女性陣ではマッダレーナのウェストブレーク一、声もさることながら演技が良かったですね。端役ですが癖あるベルシ役デニス・グレイブスも楽しませてくれました。
タイトルロールを引立てる二人の演技が素晴らしかったですね。


音楽

このところ少し気になっているパッパーノですが、ここでも鳴りの良さを感じました。CDで聴いてもいい様な情感のある演奏でしたね。



王道古典的な演出で一昔前のDVDでも観ているかのようです。悪いわけではありませんが、フランス革命の展開が箱庭的なので個人的には現代の味付けで見たかった気がしますね。

声はカウフマンが抜きんでていましたが、演奏が良くパッパーノの見事さを感じました。



<出 演>
 ・アンドレア・シェニエ:ヨナス・カウフマン [Jonas Kaufmann]
 ・カルロ・ジェラール:ジェリコ・ルチッチ [Zeljko Lucic]
 ・マッダレーナ:エヴァ・マリア・ウェストブレーク [Eva-Maria Westbroek]
  ・ベルシ:デニス・グレイブス [Denyce Graves]
  ・コワニー伯爵夫人:ロザリンド・プロウライト [Rosalind Plowright]
  ・ルーシェ:ローランド・ウッド [Roland Wood]

<合 唱> 英国ロイヤル・オペラ合唱団
<管弦楽> 英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
<指 揮> アントニオ・パッパーノ [Antonio Pappano]
<演 出> デイヴィッド・マクヴィカー [David McVicar]


収録:2015年1月29日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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プロフィール

kokoton

Author:kokoton
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後期ロマン派以降、現代音楽とマーラー交響曲(#5, #6, #9)を中心に楽しんでいます。


[2017年12月9日]
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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