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ミェチスワフ・ヴァインベルク(Mieczyslaw Weinberg) の「交響曲 第10番・第6番」を聴く


ミェチスワフ・ヴァインベルク (Mieczyslaw Weinberg, 1919/12/8 - 1996/2/26)
ポーランド生まれで、旧ソ連で活躍した現代音楽家ですね。
まずは名前が厄介です。このCDではソ連名"Moishei Vainberg, モイセイ・ヴァインベルク"となっていますが、一般的には上記ポーランド名からの英表現が今は一般的かと。楽風は新古典主義でショスタコーヴィチに影響を受けているとされていますが、ミャスコフスキとプロコフィエフを感じますが如何でしょう。


Symphonies Nos.10 & 6
20ある交響曲の中の二曲で、中期の作品になりますね。代表作の一つである第10番はルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内管弦楽団に献呈されて初演、初録音(本CD, mono*)になります。
*6番はstereoです。



Symphony No.10 in A minor (1968年)
第6番の5年後、同じ五楽章形式ですが演奏時間は短くなっています。不協和音が生かされ調性が薄くなり、反復・変奏が強まります。構成が新古典的なパートと緩徐パートの対比なのがヴァインベルクでしょうか。特徴的なのは各楽章にリード楽器が現れて、オケと協奏になっている事でしょう。第6番より楽しめると思います。(mono録音ですが音質も十分です)

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?


Symphony No.6 in A minor (1963年)
五楽章形式です。不協和音を生かした微妙な美しさの第一楽章から始まり、少年合唱団の入る二・四楽章、派手で民族音楽を感じる第三楽章、と変化に富んではいますが全体としてはロシア新古典主義的という処でしょうか。コンドラシンの指揮(手兵モスクワフィル)で、色付けはされていますが。

以前インプレしたウラディーミル・ランデ指揮サンクトペテルブルク響の第6番に比べると揺さぶりが強め繊細さ弱めです。不協和音による浮遊感の透明さがやや劣る気がしますが陰影がロシア的ですね。これは完全にコンドラシンのパターンだからでしょう。


明瞭強音のロシア的新古典パートと陰鬱な緩徐パートの組合せで、20世紀ソ連時代を感じさせるロシア音楽。ちょっと中途半端。そんな感じですね。個人的には緩徐パートは好みかもしれません。




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・2017年12月9日
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