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ジョナサン・ノット/東京交響楽団 の「ブルックナー:交響曲第9番」を聴く


コンサートとCD化
本年2018年4月14日のサントリーホールでのコンサート二曲がCD化されました。二枚組ですが、昨日インプレしたマーラー10番は28分でCD一枚という半端な編成。どうしても二曲共出したかったのでしょうね。


ブルックナー交響曲第9番
当日のコンサートのインプレでも書きましたが、この曲は楽しめました。CD化ではどうでしょう。コンサートのインプレも参考ください。(15日のミューザ川崎の同曲演奏会も使われているので、どちらがメインでどこまでマスタリングで調整されているのかはわかりません。いずれ演奏に大きな違いはないとは思いますが。)



第一楽章の第一主題からコンサートの印象通りにメリハリと緊張感が張り詰めています。第二主題でも広がりよく、第三主題も微妙な音の使い回しが綺麗です。展開部・再現部も音の鳴り良く押し寄せる山場を緊張感の中聴かせてくれます。ラストのトゥッティは迫力です。
第二楽章は主要主題と副主題がキレキレのパワーを炸裂させています。この曲のポイントと言っていい出来ですね。トリオでは手を返して軽快に弾みコントラストの良さを対比させています。
第三楽章の不思議な響きの動機を組合せた第一主題から第二主題も出し入れの良さが光ります。妖しげな調性をスローに隠と陽、そしてパワーを表現して緊張を維持していますね。欲を言えば、どこかで緊張を解した見晴らしの良さがあれば尚良かった気がします。(コーダは穏やかで良いのですが時すでに遅し、この楽章の特性もありますが)


スローな低重心というヴァント以来の時代流を保ちつつ、荒さを見せながら澄んだ音色と流れを作る好演のブルックナー9です。コンサート・インプレでも書いた通りで、第三楽章の重厚一辺倒の印象を澄んだ流れ等で拭えれば名演と言ってもよかったのでは…
(ダイナミックレンジが広いのでヴォリュームをあげられる環境がおすすめです)

東響の演奏も見事でノットの意図を見事具現化している様です。本コンサートとCDで、来期は東響の定期会員になろうかと思います。^^v







テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽





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