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ザルツブルク復活祭音楽祭2018 歌劇「トスカ」をNHKプレミアムシアターで観る

人気のハルテロス(トスカ)、アントネンコ(カヴァラドッシ)、テジエ(スカルピア)、というお気に入りが並んだ今年のザルツブルク復活祭音楽祭の『トスカ』が観られるとは本当に良い時代ですね。

tosca2018.jpg
(写真はweb上からお借りしました)


演出

シュトゥルミンガーによる新演出ですが、舞台を大きく使って現代に時代を移す今では標準的表現ですね。特異性はラストに待っていますが。
演出者がストーリーに手を加えてしまうのは今やお馴染み、スカルピアは第二幕でトスカに刺されて死ぬのですが、ここでは生き残ってラストで銃でトスカを撃ち殺します。(その時トスカも銃を持っていて撃ち合い、スカルピアだけ生き残る様です)
ラスト前のカヴァラドッシ銃殺が子供達の手によるというのはどうかと思いますが…


舞台・衣装

舞台は派手な大道具類が配置されます。時代背景は現代で、衣装も今の時代の様相ですね。


配役

トスカのA.ハルテロス、高音の延びはやっぱり素晴らしいですね。艶やかというよりも切れ味の良さを感じます。カヴァラドッシのA.アントネンコはスピント・テノールらしい情熱的な歌声が光り、この二人の声の絡みは素晴らしかったですね。今回一番のアリアはアントネンコの「星はきらめき」だと思いました。
スカルピア役のL.テジエのバリトンはテノールの様な艶やかさを感じます。第一幕ラストのソロや第二幕のトスカとのやりとりは光りました。とは言え少し太りましたかね。


音楽

個人的に印象の良くないティーレマンですが、例によって濃くて派手な音作りを感じました。シュターツカペレ・ドレスデン、ドレスデン国立管弦楽団というのはピンときません、も良い音色を奏でたと思います。


ハルテロス(トスカ)、アントネンコ(カヴァラドッシ)、テジエ(スカルピア)三人の歌声が見事にマッチして、三者三様の情熱的役柄を絡ませてくれました。
最後に待っていたどんでん返しは今やこの手の演出がないと物足りない感があるかもしれません。保守本流志向の方には変な方向に行っているかも?!


<出 演>
トスカ:アニヤ・ハルテロス [Anja Harteros]
カヴァラドッシ:アレクサンドルス・アントネンコ [Aleksandr Antonenko]
スカルピア男爵:リュドヴィク・テジエ [Ludovic Tézier]
 アンジェロッティ:アンドレア・マストローニ [Andrea Mastroni]
 スポレッタ:ミケルディ・アトクサンダバーソ [Mikeldi Atxalandabaso]
 堂守:マッテオ・ペイローネ [Matteo Peirone]

<合 唱> ザルツブルク・バッハ合唱団
ザルツブルク音楽祭および劇場児童合唱団
<管弦楽> ドレスデン国立管弦楽団 [Sächsische Staatskapelle Dresden]
<指 揮> クリスティアン・ティーレマン [Christian Thielemann]
<演 出> ミヒャエル・シュトゥルミンガー [Michael Sturminger]


収録:2018年3月21・24日、4月2日 ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア)


テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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