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カイホスルー・ソラブジ(Kaikhosru Sorabji) の「交響的ノクターン(Symphonic Nocturne)」を聴く


カイホスルー・ソラブジ (Kaikhosru Sorabji, 1892/8/14 - 1988/10/15)
前回の初中期の代表作「オーパス・クラヴィチェンバリスティクム(Opus Clavicembalisticum)」に続き後期作品を紹介です。


Symphonic Nocturne
ソラブジ後期の作品ですね。演奏時間が短くなって来たとはいえ2時間のピアノ曲です。
ピアニストのルーカス・ユイスマン(Lukas Huisman)は技巧性の強い現代音楽を得意として、ファーニホウ、フィニッシーといった"新しい複雑性"の現代音楽家の曲を演奏していますね。



Symphonic Nocturne for Piano Alone, KSS 97 (1977–78年)
後期に入り機能和声から脱却、時すでに遅しですが、を見せている事。これ見よがしの超絶技巧よりも幽玄な音の配置を主軸にしている事。この2点がわかりますね。強音パートと音数を圧倒的に減らして後期ソラブジの和声が静的幻想さにある事が明瞭ですね。無調混沌ではありませんが、調性はかなり薄いです。
変わらないのは構成が上昇音階下降音階を繰り返す事や動機の繰り返しと変奏でしょう。方向性の変更で聴きやすいのですが、2時間というのはBGMに流しておくにはいいですが…

 ★ 試しにYouTubeで聴いてみる?


超絶技巧を強いる曲からソラブジ和声への転換で、うるさいピアノから静かなピアノになりました。聴くというよりもかけておくという感じでしょうか。
コンサートでこれを二時間聴こうとは思いませんねぇ。




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テーマ : クラシック
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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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