クロノス・クァルテット(Kronos Quartet)と ポホヨネン(Kimmo Pohjonen)、コスミネン(Samuli Kosminen)の「UNIKO」を聴く


クロノス・クァルテット, Kronos Quartet
前回の「Black Angels」に続きクロノス4ですね。クロノスとフィンランドの音楽家二人のコラボ作品になりますが、実はこの二人が面白いので今回インプレを載せることにしました。


UNIKO
前衛バンドのKTU(発音はK2)を組むフィンランド人アコーディオン奏者のキンモ・ポホヨネン(Kimmo Pohjonen*)、同じくフィンランド人打楽器奏者で電子音楽/サンプラーのサムリ・コスミネン(Samuli Kosminen**)が2004年にフィンランドでクロノス4と共演のために書いたクロノス委嘱の全7パートの楽曲です。(本スタジオ録音/2007年)
興味深い二人のサウンドも下のYouTube(*&**)を観て下さいね。

演奏は上記二人とクロノスですが、チェロはジェフリー・ゼイグラー(Jeffrey Zeigler, 2005年–2013年Kronos4メンバー)になっていて、voiceはもちろんポホヨネンになります。



Uniko (2004年), for accordion, voice, string quartet, and accordion and string samples
I. Utu - II. Plasma - III. Särmä - IV. Kalma - V. Kamala - VI. Emo - VII. Avara

ベースに響く電子パーカッションと電子ノイズ、サンプリング・サウンドと思われる細い弦楽音、そこに弦楽四重奏とアコーデオンが乗ってきます。
クロノスの弦楽は調性の美しい音色(I. Utu)で米ミニマルのP.グラスを思わせる処もあります。一番違うのは重く響くパーカッションですね。処理された重低音はポップな印象を与えています。それはIII. Särmäで明確になりアコーデオンの音と唸る様なvoiceで彼らのサウンドとなります。米前衛ポップ系の様なノリで面白いのはここから、IV. Kalmaでは特殊奏法を含むノイズ&風民族音楽の展開に、V. Kamalaは弦の特殊奏法を強めて前衛+ミニマル風、VI. Emoは電子ノイズが脳に響く緩徐、VII. Avaraはサンプリング音楽主役、多分w、で華々しいです。とにかく表情豊かで楽しさいっぱいの楽曲です。

 ★試しにYouTubeで観てみる?
  Kalma(part IV)になります。Kimmo Pohjonen official websiteです。
  Helsinki festival september 2004 ライヴでクロノスのチェロはJ.ジャンルノーです。
  電子音の重低音がここでは薄くて、本来の迫力に欠けるのがちょっと残念。



ポスト・ミニマルでポップです。無調混沌の欧前衛とは違い、米現代音楽的サウンドだと思います。
始めのミニマル二曲は無い方が落ち着きますね。その後のサンプラーの電子ノイズ・ベースのポップや民族音楽は素晴らしく、ポホヨネンのサウンドにコスミネンの電子処理の威力を感じます。好きですね。^^v



* ポホヨネンの強烈な前衛アコーディオン協奏曲(合唱付き)です
▶︎ https://www.youtube.com/watch?v=kqGHoIaVGKY
** コスミネンのサンプラーと打楽器の演奏です
▶︎ https://www.youtube.com/watch?v=eMVwAwnuRHw
(現状でこの二人は「現代音楽CD(作曲家別)一覧」には載せていません)



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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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