菊地成孔/dCprG の「Franz Kafka's South Amerika featuring William Shakespeare」を聴く


前回の菊地雅章さんに続いて珍しくジャズ系インプレですね。

菊地成孔 dCprG
若い頃に電化マイルス(現役時代)やフリー系ジャズが好きだったので、このユニットの「Alter War in TOKYO」を聴いて久しぶりにワクワクしたのがきっかけでした。それもimpulse!レーベルから発売も驚きでしたね。
その時浮かんだのはマイルスではなくて菊地雅章さんでしたね。1960年代後半に日本でマイルスサウンドを展開していた音「Poo-Sun」「WISHES/KOCHI」「Susto」です。そして菊地成孔/DCPRGも「Report from iron mountain」「Structure et Force」「Second report from iron mountain USA」と部屋で流して楽しんでいたわけですが、今回チェックしたら本アルバムが出ていたのでゲットしてみました。

もう一つ興味を引いたのはDCPRGというバンド名、デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン(Date Course Pentagon Royal Garden)の面白さでしたね。名前も大文字から変わったりと興味が湧いた方はググってくださいw

菊地成孔さんの活躍歴等々については無知ですし、現在のジャズの流れもわかりませんので聴いたままのインプレです。(尚、VERSE1-3については割愛です)



RONALD REAGAN ロナルド・レーガン
連続打撃音から始まるバップベースにノイズ系電子音楽絡み流れです。ポリフォニーでポリリズムの陶酔感が楽しめますね。等拍パルス的打撃音ベースですからポスト・ミニマルなのかもしれません。

JUNTA 軍事政権
モノフォニーの管楽器から入る現代のバップ・ビッグバンドの様な曲ですね。オルガン?とele-pのサウンドとパーカッションが効いていてリズムの波に心地よさを感じます。

fkA (Franz Kafka’s Amerika) フランツ・カフカのアメリカ
ここでも打撃音のリズムから入ります。バップの感じが強いですが、構成感は一曲目の「RONALD REAGAN」に近い気がします。ベースの刻むリズムもいいですね。後半シンセがバラードっぽい音色をバックに響かせるのも一興です。イイですね。

GONDWANA EXPRESS ゴンドワナ急行
ゴンドワナって聞くとマイルスのパンゲアの向こうを張った?なんて思っちゃいますねw パーカッションとシンセから入る電化マイルスを彷彿させる気配があります。途中は4ビートのsop-saxになったりしますが、ヴォコーダー?も使ったりして初期の電子ジャズ(フュージョン)の様です。

pLsF (PAN LATIN SECURITY FORCES) 全ラテン防衛軍
8ビート・ビッグバンドっぽいです。スティーヴィー・ワンダーを思わせるele-pも面白いですね。

IMMIGRANT’S ANIMATION 移民アニメ
ポリリズムで管楽器の響きの良い曲です。全曲に通じるリズムの良さがここにもありますね。どこかにバラードとか入れてくれたら嬉しかったかも。そんなありきたりな事はしないのかな…

[DVD] RONALD REAGAN
EBISU Liquid Roomでの一曲目のLiveで楽器配置も含めて米現代音楽集団のステージみたいです。11'から15'へと演奏は長くなり、一体感ある演奏はやっぱりLive, これは楽しい! tpいけてる!! 全曲Liveにして欲しかった。^^

 ★ 試しにYouTubeで観てみる?
  2015年11/18 新宿BLAZEでのLiveです。収録の方がノリがいいかも。



バップ回帰や、同じ様なリズム展開の感じもします。とはいえそのリズムは心地よく、ポリフォニー等の音に浸るにも部屋にかけておくのにもgood!なサウンドですね。Liveは最高ですが、ジジイなので乗りについていけないでしょうw
残念なのはギターの早弾きがうざく、もっとグワ〜ン・ギギギィィなんてノイズ系だったらもっと面白かったかも。

米国だったらポップ系の現代音楽の世界に近い気もしますね。そのつもりで聴いても面白いですよ。




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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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