菊地雅章の「バット・ノット・フォー・ミー」今更のCD化とは


今回はジャズ、と言っても当時フュージョンと呼ばれていた40年ぶりの思い出の一枚をインプレです。

But Not For Me
何と39年ぶりに昨年(2017年)に再発されていたんですねぇ。実は若かりし時、Jazzにはまっていた頃にフュージョンという音楽が流行りました。その時、日本人のアルバムで気に入っていた2枚のレコード(CDなんてなかったw)のうちの一枚です。テープに落としてあったものをデータにして今でも時折BGMで流していたのですが、驚いて思わずポチッと押してしまいました。
再発されなかったのは当時の菊地さんが演奏していたマイルス的電気サウンドのアルバムと比べて存在意義が薄かったからでしょうね。

MasabumiKikuchi-ButNotForMe.jpg

ちなみにもう一枚のお気に入りは佐藤允彦さんの「All-in All-out」で、これも再発されましたが現在入手難のようです。


菊地雅章 (Masabumi kikuchi, 1939/10/19 - 2015/7/6)
プーさんこと菊地さんと言えばマイルスサウンド、マイルスのセッション*に参加していますね。残念ながら採用にはならなかったわけですが、これは同年の録音でその時のメンバーのアル・フォスターがDrで参加しています。(*マイルスのbootleg盤「MILES DAVIS - STUDIO SESSION 1978」)

若い頃はM.Davisのファン、特に電化後、でコンサートにも三回行っています。当時体調の優れないマイルスに寄り添ってフォスターが出てきたのを思い出しました。
ジャズもフリー系が好きで、高校生でO.コールマンの"An Evening With Ornette Coleman" (後の「クロイドンコンサート」)にハマり、その流れで現代音楽も聴くようになりましたね。



ピアノ・トリオ+2パーカッション構成でピアノ・ソロとデュオがあります。
■ Sunday Lunch
フェードインしてくる音色が懐かしい。菊地さんのリズムpfとパーカッションに、ゲーリー・ピーコックのベースが絡むのが導入とコーダ?wの流れで、そこからpfがフュージョンらしい馴染みの良い旋律を奏でます。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?

■ Pastel
心地よいスローのピアノ・ソロです。緩やかな音に身を委ねると言った感じでしょうか。

■ Pumu:#1
売りのアフリカン・ポリリズムの展開です。とは言え現在の前衛ポリリズムに比べたら流れを同じくする拍子の中にいるので全く違和感はありません。そのチャカポコ音の中にピアノとベースが少しコンテンポラリー的で対位的な音を並べています。これが耳障りの良いフュージョンのアルバムに入っていたのが新鮮でした。

■ Circle Dance
反復主題からハードバップ的なピアノトリオ曲で、コンサート受けしそうな感じですね。

■ Pumu:#2
音数の少ないピアノとベースのDialogは繊細で、"Pastel"の気配をDuoにした様な流れです。

■ A Leaf
微妙なパーカッションのリズム構成の上にバップの様なピアノとベースの音色が乗ります。独特な色合いが感じられて好きな曲ですね。

 ★試しにYouTubeで聴いてみる?


冒頭"Sunday Lunch"が所謂(いわゆる)フュージョンなのですが、他はバラードとバップ、それにポリリズム系となっていますね。興味が惹かれるのは "Pumu:#1" と "A Leaf" です。
(当時の流れならCD化されている「Poo-Sun」「WISHES/KOCHI」「Susto」を聴くのが本来でしょうね)

マイルスサウンドで菊地さんというともう一人、菊地成孔さんの(DCPRG→)dCprG(→ DC/PRG)も「Franz Kafka's South Amerika (featuring William Shakespeare)」が出ていたんですねぇ。これも次回インプレしましょうか。



いつものインプレですと上記の様になりますねw でもこのアルバムはそんな事よりも流しておくだけでしっくり来るんですよね。という事でレア盤ですがおすすめです。m(_ _)m



テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。





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