2018年4月14日 ジョナサン・ノット/東響 の「マーラー交響曲10番アダージョ・ブルックナー交響曲9番」at サントリーホール

ノット/バンベルク響のマーラーはお気に入りですが、交響曲全集には第10番(アダージョ)は入っていません。と言う訳で今回のメインは前半のはずでした、が…

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マーラー10アダージョ はソナタ形式ですが個人的印象は①序奏主題、第一主題、第二主題がロンド形式の様に展開する前中盤、②まるでトリオ(中間部)の様なコラールから和音、③緩徐の長いコーダですね。
ブルックナー9 は感動的なヴァント/NDR響の日本公演が頭に巣食っています。やや緩い演奏かもしれませんが、次元の異なる話ですよね。この曲は第一楽章第一主題の8つの動機の展開が気になります。




マーラー:交響曲 第10番 から アダージョ

コントラストが明確なマーラー9アダージョでした。アゴーギクかディナーミクのスパイスを効かせてもらえたら素晴らしかったと思います。
序奏主題は透明感ある幽玄さ、第一主題と反行形主題は暖かな広がりを見せました。特に管と弦のバランスの良さが引き立ちましたね。第二楽章は個性的な旋律が生きました。
中間部の様な管楽器主役の和音は迫力よりも鳴りの良さが響き、コーダの緩徐は静美的印象は薄かったです。


ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調 WAB109

迫力のブル9。特に怒涛の第二楽章は素晴らしく、この楽章を味わうだけでもコンサートの価値がありました。
第一楽章第一主題の動機群はパート毎にメリハリが付いて、これは行けるかもという期待感が高まりしました。その後もパワーパートを生かす流れが見事でしたね。
第二楽章スケルツォは第一楽章の流れを受けて押し寄せる迫力が陶酔的に炸裂、この曲を味わうポイントの一つが最高度に楽しめました。
第三楽章は冒頭はその流れに乗ってくれましたが、その後の緩徐は重厚なタクトだった為にフラットに感じたのはちょっと残念でした。


パワーのブル9にやられましたw 奇を衒う事の無い王道+αのノットの素晴らしさが第二楽章の力感に結実しましたね。第三楽章とhrの弱さに眼を瞑ってもお釣りのくる素晴らしさでした。

アプルーズを受けメンバーに起立を促しても団員は立たずにノットに譲りました。充実のコンサートならではのシーンが見られましたね。

録音していた様なのでCDが出たら買いましょうw





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・2017年12月9日
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