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マルセル・ランドスキ(Marcel Landowski) の 協奏曲集を聴く


マルセル・ランドウスキ (Marcel Landowski, 1915/2/18 - 1999/12/23)
オネゲルに影響を受けたフランス人現代音楽家で、指揮はモントゥーに師事していますね。楽風的には仏近代音楽の流れを無調に展開した中庸さです。もちろん前衛ではありません。時代は前衛最盛期から衰退期に生きていますが。
経歴の派手さ、仏文化省の音楽・オペラ部局監督から仏国立アカデミー終身総裁、の方が象徴的かもしれません。


Concertos
協奏曲集になりますね。ピアノ、オンド・マルトノ、パーカッション、トランペット、電子音楽、といったバリエーション豊かなコンチェルトです。



■ Concerto No. 2 pour Piano et Orchestre (1963年)
ランドウスキの代表作の一つでしょう。三楽章形式で無調ですが旋律が主体で混沌の無調とは一線を画します。pfはソフト&スローからハード&クイックと幅広く、オケはより調性的です。この当時は前衛バリバリの時代、中途半端感が強烈だったでしょうね。

■ Concerto pour Ondes Martenot, Orchestre à cordes et percussions (1954年)
オンド・マルトノとパーカッションです。オンド・マルトノは例によって幽霊の様な音色、弦楽器群も調性薄めに幽玄な印象派的流れを作り、パーカッションが控えめに絡むといった様相です。第二楽章の冒頭は一瞬メシアン風?!

 ★試しにYouTubeで観てみる?

■ Concerto pour trompette, Orchestre et éléments électroacoustiques "Au bout du Chagrin, une fenêtre ouverte" (Paul Eluard) (1976年)
この時代らしくエレクトロニクスを使っています。流れは一曲目のピアノ協奏曲と似て、無調的tpに調性色のオケですが幽玄な流れを感じますね。とは言え前衛の衰退の時代背景にあっては難しい立ち位置の気がします。


ジョリヴェやオネゲルといった仏音楽の先達を思わせますね。前衛や実験とは無縁の無調で、不協和音や移調・転調的な話声です。特徴的なのはソロ楽器には無調を、オケは調性でといった構成でしょうか。
いずれ中途半端な退屈感は残りますが…




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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。




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