ルノー・カピュソンで聴くヴァイオリン現代音楽 | W.リーム、P.デュサパン、B.マントヴァーニ


ルノー・カピュソン (Renaud Capuçon, 1976/1/27 - )
若手と思っていたら今や中堅人気ヴァイオリニストですね。印象はアルゲリッチのルガーノ、ゴーティエとの兄弟音楽家、暖かい音色のvn、といった処が固定概念になっています。当初のカプソンからカピュソンになったのもw


三人の作曲家
R.カピュソンが三人の現代音楽家に委嘱したヴァイオリン協奏曲集で、いずれも世界初演Live録音ですね。
ヴォルフガング・リーム (Wolfgang Rihm, 1952/3/13 - )
 言わずと知れたドイツ人現代音楽家ビッグネームで、アコースティックへのこだわりですね。
パスカル・デュサパン (Pascal Dusapin, 1955/5/29 - )
 フランコ・ドナトーニやヤニス・クセナキス師事したフランス人現代音楽家で、折衷的印象です。
ブルーノ・マントヴァーニ (Bruno Mantovani, 1974/10/8 - )
 個人的には今注目のフランス人現代音楽家で、多ジャンルをベースにIRCAMで学んでいます。

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Violin Concerto, "Gedicht des Malers" / Wolfgang Rihm
無調ながら繊細な旋律の存在するvn、そしてそれに呼応する幽玄なオケ、時折の強音。美しさを感じるvnの音色はルノー・カピュソンらしい暖色系です。現代音楽苦手派にも聴いてほしい、まさに今の時代のヴァイオリン協奏曲ですね。
オケはフィリップ・ジョルダン指揮、ウィーン交響楽団です。

Aufgang / Pascal Dusapin
変奏的反復を主体にしたvnとオケが対峙します。その関係もシンプルなポリフォニーで混沌ではありません。時に緩やかに、時にハイテンポ、調性感ある旋律も現れ、表情があります。vnはキレキレですね。中途半端といえばそうかもしれませんが、このくらいが聴き易いのも事実でしょう。
オケはチョン・ミョンフン指揮、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団です。

Jeux d'eau / Bruno Mantovani
前二曲に比べるとパルス・クラスター的なオケのパートが現れ緊張感ある陰影付けがされます。そこはマントヴァーニですから混沌無調ではないので大丈夫、何が?(笑) vnにも技巧性の強いパートがカデンツァ的にも出現します。やっぱりこの曲が一番面白いでしょうね。
オケはフィリップ・ジョルダン指揮、パリ国立歌劇場管弦楽団です。

 ★ 試しにYouTubeで聴いてみる?



幽玄幻想的、明瞭な主題は存在しませんが実験的現代音楽ではありません。いずれも聴き易い印象で、カピュソンのvnも生きています。
この辺りでまとめるのがルノー・カピュソンらしさかもしれませんね。機能和声に近いので、現代音楽を覗いてみるのにもイイ感じかも。






テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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・2017年12月9日
音楽ブログに特化するためにタイトルを「現代音楽と酒の日々」から変更しました。

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